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ペットを撮るカメラは画素数で選べばいいのか?

先日の投稿でペットを撮るには動物瞳AFのついたミラーレスカメラをおススメしました。

ミラーレスカメラはそのコンセプト・デザインによって『高画素カメラ』と『高感度カメラ』に分けることができます。

両者はペットを撮る際に得意とするシチュエーションが異なるので、高画素カメラと高感度カメラの違いを把握していきましょう。

高画素カメラの特徴

写真は画素(ピクセル)という小さな点が集まって画像を作っています。基本的には画素が多いほど細かい部分まで写真に表現することができます。

またトリミングして写真を拡大した場合でも画素が多い方がディティールが失われにくくなります。

せっかくカメラで撮るのだから、ペットをできるだけクッキリ撮りたいですよね。

EOSR7(3440万画素)で撮影したコゲラ
拡大してもディティールが失われにくい

しかし、高画素はメリットばかりではありません。

デメリットとして光量が不足するとディティールが失われやすくなります。

EOS8000D(2420万画素)で撮影したジョウビタキ
EOSR7(3440万画素)
画素数は多いが羽毛のディティールが失われている

高画素カメラの性能を発揮するには晴れの日の屋外で撮影したり、明るいレンズを用意したりする必要があります。

また、ペット撮影時は被写体ブレを避けるためシャッター速度を早くする必要があるのでレンズのF値が不十分だとISO感度が上がってしまいます。

高画素になるほどセンサー間の距離が狭まるため写真にノイズが発生しやすくなるといったデメリットがあります。

結論

センサーサイズの小さいAPS-Cなどに多い高画素カメラはトリミング耐性が高く、光量が十分な撮影環境であれば緻密な写真を得ることができます。

しかし、条件が悪化すると画質の低下が顕著になります。屋外のペット撮影に適していますがライティングやストロボが使用できない屋内撮影などではデメリットを大きく感じるかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。次回は高感度カメラについて解説していきたいと思います。


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