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本当はフィーリング重視の面接

面接に絶対の正解はない。ほとんどの企業では、スキルを求める以上にフィーリングが実は重視されているのではないだろうか。

採用基準が不明確な理由

大前提として人に仕事をつける雇用慣習である日本においては採用基準が不明確になると言わざるをえないと考えている。仕事に人をつける欧米諸国の雇用慣習であればほぼ間違いなくスキルや経験重視の採用基準になるはずである。一方で人に仕事をつける日本での雇用慣習においては面接者がその部署で活躍ができるか?マッチするのか?という視点が暗黙の了解である企業が多いと思われる。当然、パフォーマンスを上げられるスキルも必要だが。
ワンマンの社長であったりチームワークを重視する部署であればその中に新しく入ってきた人がパフォーマンスを発揮できるかどうかが問われている。そういったパフォーマンスができなさそうに感じる人は当然、採用できない。これをどのように明文化してさらに数値化して基準にするのかと言うのは非常に難しい。強いて言えば直感として合う合わないと言う印象になりがちなのがほとんどの企業の面接だと思う。

面接に再現性はない

田端信太郎さんが言っていたが「営業はアートでありサイエンスではない」という言葉がぴったりだと思う。A君とB君で同じように電話で営業してアポイントを取ってお土産を持って商談をしてもA君なら成約できるのにB君では成約が出来ないってこともある。面接に置き換えると同じ自己PRや志望動機、所属ゼミ、サークルでも感じる印象は全く違うはずだ。
面接においても同じ内容を伝えてもその人の雰囲気や声のトーンで伝わる印象は変わってくる。人柄、雰囲気等含めて自社に合うのか自分のチームに合うのかを確かめるためだ。
そのような採用基準が不明確な状況において面接を勝ち抜くのためには、「第一印象が全てだ。しくじるなよ。」ってことにつきる。これはドラマSUITS に出てくる主人公のハービー・スペクターのセリフの1つだ。
扉をノックして入ってきた瞬間の相手に与える印象で決まるということだ。相手ありきの面接では絶対の正解はない。その都度相手に合わせて最適解が求められる。相手に与える印象をどうやってコントロールするのかと言う事を考えた方が良い。当然面接で話す内容も準備する必要があるが第一印象を良くすることや入社してもチームでパフォーマンスを発揮できることを印象付けないといけない。

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