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世代でくくりたくはない

寒い。特に会いたくもないけど震える。実はというか、わたくし東北に住んでいるので、冬の寒さは厳しい。とはいえ、北海道なんかと比べるとまだまだ甘いんですけども。

夏には冬を求めるし、冬には夏を求める。春と秋が永遠に続けばこの世の悩みの8割は消滅しそうな気もするけど、四季の中を生きることで育つ価値観っておもろいなあとも思う。


最近よく聞く「Z世代」という言葉。まあ大体いまの20代前半のことを指しますね。

大量生産大量消費の価値観ではなくて、環境問題に向き合う人が多く、起業なんかも当たり前。ニュージェネレーション的な扱いをされている。SNSはTwitterではなくTikTokだとか、ネット上のコミュニケーションは当たり前とか。消費の傾向なんかも分析されていて、新時代である。

私は間もなく28歳になるので、「ミレニアル世代」と言うのだそう。レ・ミゼラブル的な感じでかっこいいね。Z世代には負けるけど。Z世代はかめはめ波とか打つんかな。Zだけに。

ネット社会の中で生きて来たので、ITリテラシーが高く、ワークライフバランスを重んじるとかなんとか。カタカナ多いな。まあ同世代は前略プロフィールに始まり、モバゲー、mixi、LINE、Twitterと経てきている。TikTokまで手を出している人はちょっと少ないイメージ。場合によっては2chを見てた人もいましたね(私もその一人)。


なんだかつらつらと世代の特徴を書いてきましたが、ビジネス記事を書きたいという意図はありません。

むしろ逆で、この「世代でくくる」ということに疑問を持ちます。

Z世代のうちの1人だって、環境問題には全く興味がなくて、5chをやっている人だっているでしょう。ミレニアル世代にはもしかしたらスマホを持たずガラケーの人だっている。ネット環境に興味がなくて、本を読む人だっている。

目の前の人間はみんな「具体」なのだ。

マーケティング的に抽象度を高めた世代論には、あまり意味があるとは思えない。そりゃビジネス界隈では役立つんでしょうけど、一種の傾向でしかないと思います。

自分が接する相手がどうであるか。関わる相手がどんな人なのか。その具体性こそが大事であって、目の前の人がZ世代だからといって、その傾向に当てはまるとは限らない。

この世代論って、どっかの偉そうなビジネスマンが上から目線で人間をくくっているような気がする。具合が悪くなる感じがある。

私生活であっても、いくら仕事でも、相手をジャンル分けして分かったような気にならないようにしなきゃな、と思う。接した上で「ダメだこりゃ、合わないな」はいいけれど、どっかのビジネス本で手に入れた情報を、簡単に目の前の人間に当てはめてしまうのはいかん。

自戒を込めて、目の前の人間ととりあえず話したいな~。難しいけどね。

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