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マツコデラックスが叩かれない理由
昨日できた後頭部のイボ。君はなんでそんなとこにできたんだい。痛くもかゆくもないのに、できなくてもええやないかい。とりあえず放置してやるよ・・・ありがたく思え・・・。
アンチ・イボである。プロゴルファーにいそう。イボ・アンチ。
話は変わって、マツコデラックスさんが面白くて好きなんですが、何でマツコさんはこんなにも人気なんだろうとたまに考えます。
「マツコの知らない世界」を毎週録画で見ていて、今週なんて宇宙飛行士の野口さんに「意外と背が高くてイケる」なんて言うんですよ。
そういう一言が大好きなんで私はいいんですけど、このご時世にルッキズムというか、見た目を揶揄するというのを地上波ゴールデンで平然とやってのける。
それを言ったからといって、マツコさんがボコボコに叩かれているのを見たことがない。CMもバンバン出るし。中には叩かれているのを見たことがある人はいるかもしれませんが。
いわゆる「おかま」であることが多少は作用しているんだろうけど、それは表層的なことでしかなくて、もっと大事なことがあるんじゃないかな、とも思う。
それは、「相手を見て話す」こと。
例えば、「野口さんがイケる」という言葉も、マツコさんが心から思っていることで、本音を話しているのが口調や表情からわかる。
野口さんも「よくいわれるんですよ」と特有のユーモアで切り返していた。そうするとなおさらマツコさんもエンジンがかかって話すようになる。
他のゲストに対しても見た目を元にしたコメントをしても、たまに困っている人はいるけど、バラエティとして昇華している。
ただ、あまりに困っているゲストがいると「冗談ですよ」なんてマツコさんがフォローする言葉を使うときも結構ある。
それぐらい、相手のリアクションや雰囲気を感じ取った上で、言葉を使っているから、マツコさんは人気なのだ。
「相手を見て話す」って、簡単に見えて、実はめっちゃ難しいことだと思う。
僕はコミュニケーションには「目」と「耳」が大事だと思っていて、相手のリアクションを感じるための目と耳、自分が話すときの目と耳。話すとき、聞くときの両方で目と耳に意識を向ける。
言っていいことと、悪いことを探りながら会話する。ちょっと踏み込んだ会話ができると、仲の深めやすさは段違いで上がっていく(当社比)。
要は、本音ベースで話せる人なのか、そうではないのか。または仲が良くなっていけば本音で話してくれるような人なのか。
そんなことを目と耳で繰り返し判断する。いつまでもパッとしないリアクションを取られるようであれば、その人は別に本音で語りたがっていない。だから、無理には踏み込まないようにする。
マツコさんはもう今年で50歳とのことなので、これまでのコミュニケーションで積み上げてきた技術なのだろう。
無意識でやっているのかどうかは分からないけど、本音で話すことの効用をよくわかってらっしゃるのだと思う(何様)。
考えれば考えるほど、コミュニケーションというのは奥深い。奥深い代わりに物凄いめんどくさいけど、おもろいなあ。
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