他撮りと欲求
毎週録画して見ている「マツコの知らない世界」で、「他撮りの世界」というのが特集されていました。
自撮りは知ってるけど、他撮り・・・?
簡単に言うと、若者のInstagram界隈では1枚の写真を見るよりもマルチ画面でみるのが主流とのこと。マルチ画面は↓のことを言うそうです。
つまり、マルチ画面に自撮り写真ばかりあると承認欲求高め人間と認識されるので「映えない」という理論。
この写真はガチ他撮りなわけですけど、こういう「他人に撮ってもらった感」が出る写真を「自分で撮る」のが他撮り。
三脚とかいろんな撮影器具を使って撮るわけですね。他人と居るように見せることで、リア充感を演出する。彼氏目線の写真なんかも意識して撮るみたいです。
なるほどもうおじさんはついていけねえなと思うばかりなんですけどね。むしろ自撮りより深い承認欲求が見え隠れしていて怖いよ・・・なんてマツコさんもツッコミ入れてましたけど、まさしくその通りな気も…。
他撮りのコツやテクニックなんかもバズるコンテンツになっているそう。
「かわいい」とか「人によく見られたい」欲求ってとどまるところを知らないもんで、「最近の若者は、、」なんて小馬鹿にしちゃいけないんですよね。
僕にもnoteで書いた自分の文章に反応が欲しいとか思っちゃうわけですから。「ない」なんてことは誰にも言い切れないわけです。
欲求の大小はあっても、誰にでも持っている承認欲求。それを突き詰めて発信して、ビジネスまでにしている他撮りさんたちにはもはや感心します。すげえよ。
人間の欲求をどう手玉に取るかがきっと今のビジネスには求められていて、TikTokなんて数時間ずーっと見ちゃう仕組みになっているわけじゃないですか。
ショートで見やすい動画を延々と流し続ける。その人の興味関心に合わせるような形でです。
Instagramの「発見タブ」なんかもそうですね。その人の閲覧履歴に合わせて似たような投稿が現れる。僕のタブにはかわいく踊ってる子ばっかり出てきます。
コンテンツの作り手もバズることを目的とすると、自然とプラットフォーム側が好むような形にクリエイトする。それがまた新たな欲求を生み出すんですね。無限です。マジ卍。
その無限のコンテンツ穴にハマらないように生きたいと思ったりもするわけですけど、ハマることが悪で、ハマらないことが善だというわけではないと思います。
ハマっても楽しくてしょうがなくて「幸せ〜!」なら問題ないし、どこかで不満を感じるならハマらないようにすればいい。
こればっかりは白か黒で判断できないんですよね。極論、クリエーターも受け取る側も「楽しければOK」な所が大きいのかもしれません。
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