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人員の「補充」

やっと春っぽくなってきてテンアゲです。暖かいは正義。ジャスティス!!

春といえば春闘ですね(唐突)。

労働組合のある弊社は春闘(ベースアップ)と夏闘(ボーナス)の2回、闘っております。縮小する業界ではなかなかベアはしないもんで、かれこれ10年以上上がっていないみたいです。ソリャソウダ。

組合の必要性なんかも疑問には思いますけど、絶賛春闘中。

組合の労働者側と会社側のお偉いさんたち同士が「労働者の権利」と「会社の存続」をかけて議論するわけですね。コワイ。


いま、人員がめっちゃ足りてる!という会社の方が少なそうですけど、うちも例に漏れず人員が足りていない部署があります。

部署の「定員」があって、それを満たしていない場合「欠員」と言います。まあ、「人がいれば仕事は回る」的な発想はわかりますけど、人がいないなりに無駄な業務を無くすといった発想にはならないんですよね。

新しい仕事を作るのはみんな大好きだけど、「大して意味も結果も見出せていない仕事をなくす」ことはしたがらない。人口が減っているんですから、何をやって何をしないのかを決めないといつまで経っても人は足りないと思います。

脱線しちゃいました。

欠員に対して、組合側は会社に対して「人を補充しろ!」と言うわけです。採用者を増やして、定員を満たすようにしろと。

でも会社側は人を雇うコストを恐れて採用数を増やしたりはしない。異動とか出向でやり繰りしようとするので、そこでお互いに喧嘩するわけですね。春闘は異動の時期にも重なるので体制についても話し合ったりします。キツイキツイ。


この前、「補充」という言葉に対して会社側のお偉いさんが「補充という言葉は会社に入って来てくれる人に失礼ではないか。会社のビジョンや仕事内容に興味を持って入ってくれた人に対して不適切だ」と、言っていました。

おお〜〜〜いいこと言う(何様)。

確かに、「あなたは補充要員として採用しました」と言われたら、採用された側は何にも嬉しくないですよね。「補充」って、モノじゃないんですから。

こういう言葉に対して違和感を持つことって、言葉を使ってコミュニケーションを取る1人の人間として大事なことだと思います。

普段何気なく使う言葉。言い換えれば不快感を与えなくて済んだのに、その言葉を使ってしまったばっかりに誤解が生まれる。

その言葉の使い方、大丈夫?

って日々考えながら言葉を使いたいもんです。ワードセンスというより、言葉に敏感になること、ですね。

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