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価値観をかんがえる

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モノ・コトの価値観をのっそりもっそりかんがえます。
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#社会

「何でもない人たち」の話し合い

新聞社員って高学歴の人が多くて。 僕は地方の私立文系なのでいわゆる高学歴ではないんですけど、会社には東大から早稲田やら、関東の有名大学出身の人が多いんですよね。 だから「仕事ができる」なんてことは一切なくて、むしろ会社に入って思ったのは学歴なんて関係ないということ。どの学校を卒業したかどうかではなくて、入社してからどう働いてきたかの方がよっぽど重要だなと思います。 タイトルの内容で何が言いたいかというと、 特にマスコミでは「学歴と実績のある人の話し合い」しか取り上げら

需要は自分の外にある

世の中、ちょっとどころかめっちゃ便利です。 ボタンを押せばあたたかい風が吹いてくるし、お湯も出てくる。画面をタップしていれば食べ物だろうが何だろうがすぐ届く。コンセントをさしていれば食べ物は冷えるし、米も炊けちゃう。グッドな文明社会ですね。 そうなると、ただボタンを押して米が炊けるだけじゃ物足りなくなるのが人間ってもので、 羽釜にしようとか、炊飯時間を自由に決められるようにしようとか、朝炊けるように予約機能を持たせようとか。 言ってしまえば、それなりの味にお米が炊けれ

自然との折り合い

この前、豪雪地帯に住む新聞販売店の所長さんと話す機会があった。 その地域は、冬1はm以上の雪が簡単に積もるような場所で、道路脇には雪の壁ができるような感じだ。除雪がしっかりしているので、運転する分にはその辺の除雪しない都市よりは楽だったりする。 所長は同じ県内でも、割と雪が少なめの場所から引っ越してきた方だった。引っ越してきてからかれこれ20年はその豪雪地帯で新聞配達している方で、ほんとに頭が下がる思いだった。 その所長が話していた言葉で印象的だったのが、 「未だにこ