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バンクシー展にもっと行きたくなるnote

今日はアートな🐊です。

3月23日自粛前に横浜アソビルで行われた
バンクシー展に行ってきたのですが、

UXが最高だったなと思い出したのでnoteにまとめていこうと思います。

導入が肝心

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入口はバンクシーのシグニチャー的なネズミさんたちに出迎えられます。(こんな感じだった気が…うろ覚え)

真っ黒なカーテンを抜けた先には
バンクシーのイメージ動画が流れる部屋に行きつきます。

そして5分ほどの動画を見終わるとバンクシーのアトリエを模したブースに。

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ここまでずっと照明は落とされたままで薄暗く、
さながら、トンネルを通っているような感覚になりました。

トンネルを通ってる時って、
少しの不安と、先に何があるんだろうっていう
わくわくのどちらも湧き上がってきませんか?

あの感覚を味わいながら次のセクションへ

消費社会への挑戦

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全体を通して、社会や世界に対する皮肉さとか
平和に対しての強い想いを感じるバンクシーですが、

最初のセクションは資本主義・消費社会に対する皮肉が感じられる作品が
多かった印象でした。

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個人的に結構好きな作品、Barcode
バーコードが象徴する消費社会にとらわれていた何かが
強い野生を抱きながらその社会を後にする光景が何とも言えない余韻を残します。

多様性への問いかけ

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この作品はQueen Victoria
レズビアンだったんではないかと 一部で噂されるヴィクトリア女王を皮肉って作られた作品らしいです。

クリスティーナ・アギレラがこの作品を購入し、
その後レズビアンであることをカミングアウトしたらしく
いろんなことが重なり、バンクシーの作品の中でも代表作的な作品の一つになりました。

個人的にこの作品が一番好きで、多様性の開放を感じます。

平和への強いメッセージ

バンクシー作品やはり多いと感じるのが平和に対しての問いかけ。

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手榴弾ではなく花束を、

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拳銃ではなく枕投げを(激しめに)

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でも時々こんな無邪気さを前面に押し出し
そのコントラストで作品で戦争の残酷さを浮き彫りにするバンクシーの作品は戦争について、平和について考えさせられます。

バンクシーの魅力

バンクシーの魅力、
単純に最高にクールな作品を創作する技術力もありますが

それ以上に生ぬるい生活・ちょっと退屈な日常に、
作品のビジュアルでガツンとした刺激を食らって、それがある種のエンタメになっていて、

刺激の後に染みわたる
バンクシーの伝えたい思いやメッセージ性が
世界の見方を変えるきっかけを与えてくれるんじゃないか

そこにバンクシーの魅力が詰まっているんじゃないかと思っています。

仮説:人は皆他人の頭の中をのぞきたいのではないか

人はなぜアートにお金を払うのか?
そんなことを考えることがあります。

わたしなりに行きついた答えは
人間にとって他人の頭の中をのぞけることが最高のエンターテインメントなのではないかということ。

アートはアーティストの頭の中を垣間見れる窓であり、
アーティスト独自の視点で見る同じ世界を新鮮に感じる
=エンターテインメントに感じているので
人はアートを愛するのではないかと。

今回のバンクシー展ではバンクシーの目で見た世界、
彼のフィルターがかかったコントラストのはっきりした世界を

楽しむにはうってつけの設計になっていて
UXとしては最高だなと感じています。

9月27日まで開催されているバンクシー展、
是非いけそうな方はマスクでばっちり感染症対策して
訪れてほしいです。

私ももう一度行く予定です🐊






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