セブン&iに買収提案したアリマンタシォン・クシュタールとは?

2024年8月19日、突如セブン&iホールディングスに買収提案をしてきたカナダのコンビニ大手Alimentation Couche-Tard Inc(アリマンタシォン・クシュタール)。

果たしてどのような会社なのか?調べてみました。

トロント証券取引所に上場するカナダの企業でサークルKやcouche  Tardなどのブランド名で小売店舗を運営するグループです。

Alimentation Couche-Tard Incはフランス語と英語が公用語のカナダのモントリオール郊外に本社があり社名はフランス語のようです。

(本社は工業地帯の一角の倉庫みたいな場所にあります。)

時価総額は8月19日現在で11兆7526億円(79.95Billion USD)

売上高は2024年で1ドル147円換算で10兆8000億円(69,263百万ドル)、純利益4011億円(2,729百万ドル)の企業です。

wikipediaによるとカナダ国内に2100店舗、北米で9300店舗、全世界で約15000店舗を運営しているようです。

セブンの規模と比較

セブンイレブンもほぼ同じ売上高で純利益は2200億円程度となります。
為替がここ1年円安に動いているので単純に比較はできないですが規模的にはほぼ同等の会社だと思います。

また、セブンイレブンと違い、同社はガソリンスタンドも運営しており給油の際の料金も売り上げに含んでいるのではないかと推測します。

そういう意味では単純に小売企業として見た場合セブンイレブンのほうが規模的には大きいのではないかと推測します。

セブンイレブンは単体で国内21592店舗ですからセブンイレブンの店舗網のほうが圧倒的ですね。

セブンイレブンが同社の傘下に入って学ぶものはほとんどない

私自身今回の買収提案のニュースを知ってから心の奥底に感じていた感情に気づいたのですが、セブンイレブンは日本の宝であり、セブンに日本の企業として残ってほしいと感じています。

決して経営がダメなわけでもありません。
強いて言うなら上場している市場が東証、円安で時価総額がドルと比較し目減りしただけで企業の持つ価値は今回買収提案をしているAlimentation Couche-Tard Incとは比べものにならないと思ってなりません。

株主として一時的な株価の上昇は嬉しいですが、セブンイレブンにはもっともっと世界で活躍する姿を見させてもらいたいです。今年シンガポールに行った時に至るところにセブンイレブンがありシンガポールに根付いていて誇らしく感じました。それが圧倒的に規模が大きいAmazonとかの買収なら売る気持ちもわかりますが、ほど同規模で対して学ぶことがない企業の傘下に入ることは何一つメリットがないのではと感じてなりません。

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