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テイクアンドギブニーズ(4331)2023年3月期決算

2023年5月12日15時30分にテイクアンドギブニーズの通期決算発表がありました。

売上高は前年比15.3%増の455億32百万円でした。
営業利益は前年比76.2%増の36億81百万円でした。
当期純利益は前年比118%増の41億8百万円でした。

配当は前回半期で20円の復配がありましたが、来季は半期毎に10円通期で20円の配当が支払われることになりました。

ブティックホテル(TRUNK HOTEL)

同社の今後の成長戦略を担うブティックホテル事業の売上高は前年比43.9%増の46億47百万円でした。

夏に代々木公園に新たに新設のホテルが開業予定です。場所は奥渋という人気スポットで代々木公園に面しています。

新設ホテルは客室数はTRUNK HOTELよりも少ないため売上に占める影響は10%以下になるでしょう。

アセットライトへの取り組み

元来ウェディング事業というのは式場の建設などバランスシートが大きくなるものですが同社はアセットライトへの取り組みを強化しています。

具体的には他ホテルのウェディング事業を受託するというものです。
これにはノウハウと人材が必要ですが新たにウェディング場を開設するほどの資金は必要ありません。ホテルとしてもウェディング事業のノウハウがあるテイクアンドギブニーズに依頼することで顧客満足度も上がる可能性がありメリットがあります。利益額は減りますが利益率とROAは向上するでしょう。

ただし、これはあくまでも予想です。ウェディング受託事業についての収益構造や売上規模については決算資料からは、まだ確認ができません。

来期は減益予想

来期については売上、純利益を減益予想で出しています。
婚礼数が減少していることを理由にしています。

来期についてはウェディング受託の状況や夏に開業する代々木公園のホテルなどもあるため期が開始しないとなかなか読めない部分はあるかと思います。

※決算発表後、来期予想に嫌気がさしてか株の大幅な売りが出ています。

まとめ

コロナ禍を乗り越えウェディング事業は回復。インバウンドは伸びてきています。ただインバウンドについては現状TRUNK HOTEL(渋谷、神楽坂)の2拠点しか受け皿がないので代々木公園始め、これからホテルの出店を加速していきたいところでしょう。

来期予想はかなり減益を見込んでいます。ウェディングもインバウンドも需給が読みにくいので、この調子が続けば上方修正の可能性もあります。

以上です。末長くホールドはするつもりです。


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