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ユミルリンク(4372)2023年12月期第1四半期決算
2023年5月11日11時30分にユミルリンクの決算発表がありました。
売上高は前年同期比3.8%成長の551百万円でした。
営業利益は前年同期比9.8%増の129百万円でした。
前年同期比では微増ですが、前期比ではマイナスとなります。
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メールサービス事業
主力のメールサービスは前年同期比でも前期比でも伸長しています。
顧客のメール配信数は伸びており月間76億通を記録しています。
契約率も月間平均0.37%と低く推移しています。
引き続きとても良いビジネスです。
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SMS・Auth
SMSサービスは2022年に一時的に特定の大口顧客が大量に利用したことにより売上が増加していますが、現在は特需も落ち着き売上高は前年同期比で17.1%減でした。
行政・自治体向けの「Cuenote SMS for LGWAN」のリリース
新たに行政向けのSMS配信サービスがリリースされ案件獲得しているとのことです。行政のIT活用はまだまだ始まったばかりですからこれは楽しみです。
まとめ
全体としてパッとした印象のない決算でした。
売上20億円、従業員100名規模でこの成長率というのはホルダーとしては寂しいですね。
ユミルリンクの良いところは安定した顧客基盤から得られるストック型の収益構造です。バランスシートも良いです。
ただ、これだけの事業資産と現物資産を持っているのであれば、この構造を元に次なる成長分野や機能追加への投資を規律をもって実行する。成長率については前年同期比20%は最低でも欲しい規模感です。
逆に、成長もさせず、事業投資も行わないのであれば利益は上がっているわけですから配当性向20%〜30%の配当金を株主に還元すべきだと思います。
5%以下の成長ならNTTとかJTの株を買えば良いわけですから
今のままでは株式の流動性もなく売りたくても売れないですし株主として保有するメリットが低すぎます。
①一時的に利益は減っても良いから事業投資をする
②または軌道的に経営しコストをかけずにマネジメント力で新規サービスを開発する。
③それをしない、または事業投資にそこまでお金が必要ないのであれば配当で株主に還元する。
この財務基盤と安定したビジネスモデルがあれば事業投資1億円位の規模であれば10回くらい挑戦できるんです。同業他社や事業買収をするのも良いでしょう。
挑戦できる環境にあるからこそもっと挑戦をしてほしい。
以上です。末長くホールドはするつもりです。
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