直近のテスラの成長ストーリー

テスラは遠くない将来時価総額世界一になるポテンシャルを秘めた企業だと私は考えています。

テスラをあまり知らない人にとってはEVメーカーの一つでしょうが、なぜ1自動車メーカーがトヨタの3倍近い時価総額をつけているのかよくわからない方もいるのではないでしょうか?

今回は現在既に見えているテスラの事業展開と将来起こりうるであろう事業展開についてふれていきたいと思います。

テスラの基本戦略はテスラ車を可能な限り出荷し人々にばら撒くことです。一気にEVでのシェアを獲得しテスラ車で展開するサービスでとてつもない収益を上げるというのが一つの大きな戦略だと思います。

私たちが使っているiPhoneで考えてみるとiPhoneを買った後にAppStoreでアプリを購入しさまざまなサブスクに加入するイメージです。人々はiPhoneを買うのにお金を払い、企業にiPhone上でアプリを提供するさまざまなサービスを作らせ、AppleはiPhone上で発生する支払いの一部を自動的に課金し続けるわけです。これがAppleを世界一の時価総額企業に育て上げたシンプルなビジネスモデルです。

ガラケーの時はソニーの携帯を買い、古くなったら次はパナソニック、シャープとメーカーを買い替えてきたのではないかと思いますがiPhoneは携帯電話ではなくサービスなのでiPhoneユーザーはほぼ次もiPhoneを買うのです。iPhoneのユーザー体験はiPhoneではないと得られないからです。

これと同じことがテスラでも起こります。これまで私たちはトヨタのプリウスを買った後にスバルのフォレスターを買ったりしていましたが、これからは一度テスラを買ったらほぼ次もテスラを買うようになると思います。テスラの車体ではなく自動運転はこれから展開されるサービス体験を買うようになるからです。
出荷台数はiPhoneほどではないですが単価はiPhoneの数十倍という規模ですからとてつもない規模になりますね。

EVの製造能力を高め値下げして一気にシェアをとる(発表済み)

そのためにテスラは製造工程をハックし質の高い車をより安く効率的に生産できる工場を世界中に建設中です。

充電の標準規格(発表済み)

EVには充電が必要ですが充電ステーションの規格は各社様々でした。今年になりGMやFord、メルセデス、リビアンのような新興までテスラのバッテリーチャージャーに対応するとのこと発表をしたことで事実上テスラのバッテリーチャージャーが標準規格になりました。テスラは充電時にも収益を上げられるようになりました。

サイバートラック製造開始(発表済み)

テスラ史上最大のヒット作になるかもしれないと言われているのがサイバートラックです。この車両は販売開始とともに爆発的なヒットになるでしょう。

ヒューマロイドロボットオプティマスの出荷(発表済み)

遠隔で操作ができるロボットオプティマスも計画しています。これは人と同じような動きを行えるロボットで危険な作業や重いものを運ぶ、遠隔で運転するなどのようなことができるようになるかと思います。

イーロンマスクは将来1人1つ持つようなプロダクトになると考えておりテスラの価値の大半はこのオプティマスになるのではないかと語っていました。

ロボタクシー(ちょっと先の未来の話)

今のところ見えている未来でオプティマスの次に最も大きい話がロボタクシーです。これは世界中にばら撒いたテスラオーナーの車体を利用してオーナーが乗っていない時間帯に客を乗せてタクシーとして稼働する未来です。
タクシーの料金はテスラとオーナーで分配する方式になっています。
ここでは無人の自動運転が前提ですが、人の動きの代わりをするオプティマスが乗ってタクシー業務を行うような未来になるのではないかと思います。

まとめ

今現時点ででているテスラの成長ストーリーをまとめさせていただきました。ソフトバンクのペッパーのようなオプティマスがめちゃくちゃ普及するかは不明ではありますが、テスラ車がシェアを広げ、サービスで儲けるというのはプラットフォーム企業鉄板の最強のビジネスモデルでありこれが実現する未来はおそらく来ると思います。
これだけでもアップルを超える売上、収益が見えるのではないかと私は考えます。



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