世界のイチブ

生きている実感というのは、

必ずしも能動的に生まれるわけではない。


繋がり


これに尽きる。

たとえ日常に話す相手がいなくても

私たちを生かしてくれる「自然」というものは存在する。


その事実を再認識するたびに

私は凄まじき生のダイナミズムを感ずる。


空、海、土、木、太陽、月。

ただじっと眺めることの何たる心地よさか。


やはり、私たちには彼らが必要なようだ。

ニンゲンが特別だなんて、そんな大層な。


私は世界のイチブで、皆んな、世界のイチブ。

少し背中が軽かろう。


儚き人生は

美しい世界を臨む、限りなく一瞬のひとときなのだ。

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