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木【今週の杖】11/53

毎週木曜日は、
作った杖のお話です。

今回は「簡の杖」です。

え、なんなのという感じですが

竹簡・木簡の簡(かん)です。

実験で、
木の枝に紫陽花を乾燥させた材を
貼り付けてみました。

ランタンっぽい模様をつけたのですが、
なんか「書物」に近いイメージな気がする となり、

じーっとみた結果、「簡の杖」です。

竹簡・木簡というのは、

紙の製造方法が確立する前、
文字を書いておくためのノートとして、

竹や木を使って、
書物を作ったものですが。

三国志とかに出てくる、あれですね。
曹操が、孫子の兵法書に注釈を書いたりしてたものです。

昔から、
情報を伝えるために
あれこれ工夫してきた人間にとって

紙は本当に革命ですが、
今はもう紙も超えて半導体の時代になりました。

オンラインに
全ての情報が移行する現在では、
竹簡は物理的にかさばって仕方ないということになりますが、

情報を伝えることで命を繋いだ人間の
努力の歴史の中で、

竹や木にものを書いていたって美しいと思うんですよね。
よくよく考えると。

まほうの杖も、
何かを伝えるために形があるのかもしれません。

竹簡・木簡のように、
本当に大切なものをしまっておく入れ物になると
いいなと思うんですよね。

サポートしたいと思われましたら、ぜひ「こんな杖を作って見てという製作への要望」や「こんなことに利用して欲しい」と私にメッセージをください。想いをのせ、ぜひ一緒に活動を作りましょう。その際には必ず報告します。