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木【今週の杖】11/53
毎週木曜日は、
作った杖のお話です。
今回は「簡の杖」です。
え、なんなのという感じですが
竹簡・木簡の簡(かん)です。
![](https://assets.st-note.com/img/1707395988748-hlRtBufWpN.png?width=1200)
実験で、
木の枝に紫陽花を乾燥させた材を
貼り付けてみました。
ランタンっぽい模様をつけたのですが、
なんか「書物」に近いイメージな気がする となり、
じーっとみた結果、「簡の杖」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1707396014549-1cSoumJklZ.jpg)
竹簡・木簡というのは、
紙の製造方法が確立する前、
文字を書いておくためのノートとして、
竹や木を使って、
書物を作ったものですが。
三国志とかに出てくる、あれですね。
曹操が、孫子の兵法書に注釈を書いたりしてたものです。
昔から、
情報を伝えるために
あれこれ工夫してきた人間にとって
紙は本当に革命ですが、
今はもう紙も超えて半導体の時代になりました。
オンラインに
全ての情報が移行する現在では、
竹簡は物理的にかさばって仕方ないということになりますが、
情報を伝えることで命を繋いだ人間の
努力の歴史の中で、
竹や木にものを書いていたって美しいと思うんですよね。
よくよく考えると。
まほうの杖も、
何かを伝えるために形があるのかもしれません。
竹簡・木簡のように、
本当に大切なものをしまっておく入れ物になると
いいなと思うんですよね。
サポートしたいと思われましたら、ぜひ「こんな杖を作って見てという製作への要望」や「こんなことに利用して欲しい」と私にメッセージをください。想いをのせ、ぜひ一緒に活動を作りましょう。その際には必ず報告します。