本屋さんでのアルバイトはとてつもなく楽しい(マジ)

私は本屋さんでアルバイトをしている。
(まったく関係ないけど昔、″産婦人科屋さん″
 ″保育園屋さん″など施設全てに″さん″をつける人がいて、それが好きだったので本屋ではなく、″本屋さん″と呼ぶ人が好きです)

Kindleというなにか媒体があるらしく、そこでは電子で色んな本が読めるらしい、
最近では本を読み上げてくれるアプリもあるらしく、
知り合いが、車の運転をしながら2倍速で本を読んだ(聞いた)らしい。

そんな便利?な世の中になっても、本屋さんに足を運んで書籍を購入してくださる方たち、すごく好きです。
今ではAmazonでも書籍は購入できるのに、そっちの方が確実に買えるのに、本屋さんにきてくれる人は、全員幸せになればいいと思う。

私のアルバイトしている本屋さんはおっきなチェーン店なので、ありがたいことに毎日たくさんの方がくる。


レジ業務をしていると、気持ちが上がったり下がったりする。
年配の女性が、『終活の始め方』という本を持ってきたり。
若いカップルが、目尻を下げならが『ゼクシィ』を持ってきたり。
まだ元気そうに見える方が、癌治療についての本を持ってきたり。最近だと、スーツを着た若い男の子が、ブラック企業の抜け出し方の本や、鬱病になったらしてはいけないことの本を持ってきたり。

そんなに心の中を見せてもらってもいいのでしょうか、と、思いながらいつもレジをして、少し落ち込んだり、応援したりしている。

本を探している人のお手伝いをしたりもする。
タイトルも著者も分からず、ニュアンスだけで聞きに来る人がいると気合が入る。
昔読んでて内容とか覚えているけど、あれなんだっけかな〜って本がいざ見つかると、やっと!出会えたね!ってなる気持ち、それがどんなに良いことか分かるので、ぜひ手伝いたくなる。

本屋さんは広く、一度手に取った本をどこか別のジャンルの棚に戻されでもしてしまうと
こちらは見つけようもない。
パソコン上で在庫は一冊なんですけど、このあたりのはずなんですけど、、、の私がいたたまれなくなる。
だから、頼むから本は元の場所へ。

探していた本を、お客さんと一緒に血眼になって探して、見つかった瞬間の喜びは測りしれない。
お前!見つけてもらえて良かったな!必要としてくれる人がいるんだぞ!たくさん読まれてこいよな!!、の、気持ちと、
この本と会わせることができて良かった、大切に読んでください、となる。

ロリータファッションの女の子が、太宰治を5冊買って行ったのがグッときました。

大人になって始める社交ダンスの本を、綺麗なマダムが買って行ったのも良かったです。

これだけは外せない、毎週プレイボーイを買っていく人も最高に良いです。

ここ最近だと、
品のある人がしている習慣
感性のある人がしていること、などのコーナーがとても本が乱れていたのが、複雑な気持ちになりました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?