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全国のオルタナティブスクールを取材・発信し、教育の選択肢を増やしたい。

わたしは今、全国のオルタナティブスクールを取材し、発信する活動を行いたいと考えています。

この活動によって

オルタナティブスクールの認知度を高める

新しい形の学びの場が広がり、子どもたちにとって教育の選択肢が増える

公教育に対する〝ポジティブな刺激〟となり、公教育自体も、より子どもたちの自由や個性を尊重するような環境へと変わっていく

ことを目指します。
以下に、そう考えるに至った経緯を綴りますので、お読みいただければ幸いです。

オルタナティブスクールを取材し、発信したい理由

生き生きとして見えない大人たち。なぜ?

原点は、就活をしていた学生の頃にある疑問を持ったことです。
「大人たちが生き生きとして見えないのは何故だろう?」。
生き生きどころか、うつを患う人も大勢いて、わたしの身内も例にもれませんでした。

疑問に対して自分なりに打ち立てたのが
「『好き・得意』を生かして仕事をする大人が、少ないからでは?」という仮説です。

『好き・得意』を生かして働くなりすれば、本人は楽しい。
楽しんで仕事をする人が生み出した価値は、受け取る側の人たちにもきっと幸福をもたらす。
そんな循環が広がると、社会全体も明るくなる――
はずなのに、現実は必ずしもそうなっておらず
やりがいとはあまり関係のない、お金を稼ぐための労働に追われながら、暗い表情をしている大人が少なくないように見えました。

子ども時代の教育に行き着く

『好き・得意』を軸に生きていない大人が多いとしたら、それは何故なのだろうか?
疑問を掘り下げてみて、行き着いたのが教育です。

高校まで含めると、わたしは6歳から12年間にわたって公教育を受けました
そして、自由な校風だった高校生活を除けば、ずっと窮屈な思いをしていました。

約40人という規模のコミュニティに終始馴染めなかったこと
1人の先生による講義形式が、合わなかったこと

…などが理由ですが、最もよく覚えている感情は「図書室でずっと本を読んでいたいのに、それが叶わない」という鬱憤です。

当時の環境は、わたしが『好き・得意』を見つけてそれに夢中になれるよう、後押ししてくれるものだっただろうか?
わたし個人の経験に照らせば、とても肯定できませんでした。

公教育の在り方が問われている

公教育を全否定する意図はありません。
そのスタイルが合う子がたくさんいることも、承知しています。
けれども、『皆が同じ内容を同じペースで学び、得点の高低で優劣を付けられる』というそのシステムは、十人十色の『好き・得意』を伸ばすことと構造的に相いれないような気がしました。
そしてそれが、子どもたちが社会に出た後、『自分らしさ』を軸にした働き方・生き方を選択しづらくなっている状況の一因になっているとしたら
公教育の在り方自体を、何らか変える必要があるのではないか。
そんな風に考えてきました。

子どもの「好き」「やりたい」尊重する、新しい形の学校

10年以上の時が経ち、わたしは二児の母になりました。
そこで改めて世間を見渡した時、『オルタナティブスクール』と銘打った新しい形の学校が、ここ数年で全国に続々と誕生していることを知ります。
興味がわき、そのうちの数校を見学したり、代表の方とオンライン面談をさせてもらったりしました。

概ね共通していたのは

  • 子どもたちの『好き』『やりたい』を尊重している

  • 大人(スタッフ)と、タテ(上下)ではなくヨコの関係を築いている

――などです。

何より印象的だったのが、実際に見てきた学校では、子どもたち皆が自然体でのびのびしているように見えたこと。
教育に関する選択肢が、公教育以外に広がっていることをとても好ましく思ったし
こうした自由な学校が増えていけば、それに刺激を受ける形で、公教育自体もよりポジティブな方向へと変わっていくだろうと感じたのです。

まず『認知』を広げたい

その一方で、多くのオルタナティブスクールでは
多かれ少なかれ資金繰りに苦労している実態も知りました。
背景には

〇公的助成がない場合が大半で、学費のみで運営している
〇広く認知されていないため、生徒が集まりにくい

という、大きく2点がある模様。

わたしは後者の認知について、発信活動を通じて貢献できると思いました。
そうして個々のオルタナティブスクールの存在や理念、活動が周知されていけば、公的な助成にもつながることが期待できます。

大変長くなってしまいましたが、上記の経緯を経て「全国のオルタナティブスクールを取材し、発信する活動を行いたい」と考えるようになりました。

noteクリエイターサポートプログラムに応募した理由

オルタナティブスクールは主に地方に所在しており、横浜市に在住しているわたしにとって、交通費・宿泊費の工面が大変難しい課題です。
その点に関してお力添えをいただきたく、今回のプログラムに応募しました。

  • 希望するサポート時期
    2022年11月頃~2023年5月頃(予定)
    (先方のアポイント次第になります)

  • 支援を希望する内容
    交通費や宿泊費といった取材経費(35万円程度)。

私について

大学卒業後、不動産業界紙の記者として8年半働きました。
2016年に長男、2018年に長女を出産。
現在は家事・育児を中心としながら、フリーランスとして仕事をしています。

詳しいプロフィールは、こちらに掲載しています。
https://chisana-monokakiya.com/concept/

どうぞよろしくお願いいたします。


よろしければ、ぜひサポートをお願いいたします。 電話代をはじめ、「教育行政かわら版」の取材経費にあてさせていただきます。 100円などでもとっても助かりますし、お気持ちを大切に巡らせたいと思います。