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志望動機って大事なの?

私は4度の転職を経験しました。面接を受けた回数なら20(いや、もっとかも)を超えるけれど、志望動機を聞かれた記憶がありません。多分それは、金融業界内での転職だったから。転職が当たり前・ジョブ型主流の外資金融の面接においては、志望理由よりも、何ができるか?何をしたいのか?を伝えるの方が大事だったように思います。

面接官としても、志望動機を聞いたことは殆どありません。(業界外からの転職の場合は聞いたかも)志望動機よりも「なぜ今転職したいのか?」に興味がありました。


志望動機なんて聞かない、聞く必要がないという意見も聞くけれど、やっぱり聞かれる可能性がある以上、しっかりと準備をしておく必要があると思います。


転職サポートでメンティーの志望動機を見ていると、その志望動機なら別の会社でも良いんじゃない?と思うことがよくあります。

「スキルを身につけたい」「チャレンジしたい」というような類の志望動機の場合です。


「この志望動機なら、別の会社でも良いですよね。応募している会社でないとダメな理由は何ですか?」と聞きます。そして、志望動機には下記3つの要素を組み込むようにアドバイスします。

1)なぜその業界か?
2)なぜその会社か?
3)なぜその職種(ポジション)か?

ポイントは、上記3つのうち必要なことだけを組み込むこと。例えば同業界への転職ならばなぜその業界か?を言う必要はありません。同じ職種で転職するならば、なぜその職種かではなく、なぜそのポジションを希望するのかを伝えるといった感じ。必要な要素だけをピックアップしそれらを軸に志望動機を考えればいいと思います。


そうやって出来上がった志望動機を見て、今度はこんな質問をすることがあります。

「それならば現職でできるじゃないですか?」と。


現職でできることをやっていない人が環境を変えたところでできるはずもないですからね。志望動機はなぜ転職するのか?という観点からも考える必要があります。

たくさんある会社の中で、その会社・その仕事(ポジション)でないとダメで現職ではできないこと。それらが重なった部分が自分だけが伝えられる志望動機になるのだと思います。


たかが志望動機ではありますが、志望動機を考えるためには業界や会社のことを調べ、自分ができること、やりたいことを明確にする必要があります。聞かれずとも準備しておく必要があるのは企業と自分の理解度をグンと上げ、説得力を増すことになるから。そう言う意味ではやっぱり志望動機って大事だなと思います。

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