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転職活動に利くスキルの変換

「わたしは他者で通用する人材ですか?」

そんな疑問を持つ方は少なくありません。職種を変えたくて転職活動を始めたけれど、書類通過さえしないのでやっぱりこれからも同じ業界で仕事をしていかなければいけないんだ、そんな風に諦めてしまう方もいます。

業界や職種を変えて転職することは可能です。どちらも変えようとすると難易度は上がるので、どちらか一方を変えることをお勧めしますが、もちろん業界も職種も変えてさらに年収もアップする方もいます。

夏に内定獲得した金融機関に勤務する20代女性の例です。前職では事業開発に携わっていました。

プロジェクトマネジメントの経験が多数あったので、プロジェクトマネジメントを強みの1つとしてアピールしたことで業界も職種も変えた転職に成功しました。もちろん他にも企業研究をしっかりしましたし、何より熱量がとても高かった点も成功要因です。

優秀だから?運が良かったから?実績や経験があるから?どれもそうかもしれませんが、職種や業界を変える転職に成功した方々に共通することは、スキルの転換をうまくできたことに尽きると思います。


先日、建築業界に長く勤務する30代女性から転職の相談を受けました。過去20社応募したもののどれも書類でお見送りと言います。業界も職種も変える転職に挑戦する彼女の経歴を洗い出していたところ、前職の営業も現職のお仕事もプロジェクトの性質がとても高いことが分かりました。受注して納品して終わりではなく、見積もり・受注から納品までとても長い時間を要します。その中で、たくさんの人と連携し、時折起こる問題を解決し納期を意識しながら納品へと漕ぎ着ける、まさにプロジェクトマネジメントです。

当たり前のようにしてきたため、自分がやっていることがプロジェクトマネジメントだと気付かなかったと言います。


バックオフィス業務ならば改善が良い例です。普段から工夫して仕事に取り組んできたけれど、それが改善実績になるとは思っていない方がとても多いのです。改善実績はどこの会社でも必要とされる仕事です。

効率的に早く仕事を進めるための取り組み
ミスなく仕事を進めるための取り組み
クレームを減らすための取り組み
自分だけでなくチーム全体がミスなく効率的に仕事をするための取り組み
売上やビジネスに間接的に貢献する取り組み
コスト削減

このようなことが実績になります。どのような業界のバックオフィスにいても上記のような取り組みは今すぐに実践することができるはずです。1つ2つと実績を増やしていくことで、課題を見つける力、課題を解決する力、関係者と交渉する力、実行力などのスキルが身に付いてくるのです。それらを、改善実績とともにアピールすることで、業界や職種を変えた転職が可能となるのです。

転職には熱意も情熱も大事です。若ければポテンシャル採用ということもあるでしょう。ただ熱意だけで臨む丸腰の転職活動と変換したスキルを強みとして実績と共に伝えることができる転職活動ではどちらが有利かは一目瞭然です。スキルの変換是非意識してみてください。自分では分からないよという方は、メンターに頼ってくださいね。








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