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おばあちゃんに学ぶこと〜人との繋がり〜

前回、さまざまな仕事に携わってきた話を書きましたが、
今一番やりたいのは、高齢者に関する仕事です。
それについては、またおいおい書きたいのですが、

今回は、介護施設での仕事で、忘れられないエピソードを書こうと思います。

介護の仕事をしていると、
高齢者の方々が、何に対して不安だったり、何が嬉しかったりということを
垣間見ることが多いです。

それは、自分達が何十年か先にいく世界であり、とても勉強になります。

98歳のおばあちゃんの話です。

私がお手伝いして施設に引っ越してきたMさんは、98歳で一人暮らしでしたが
年齢もあり、家事仕事が大変になってきたのでいらっしゃいました。

Mさんは、施設で暮らすようになってから、
規則正しい生活と、バランスの取れたお食事、リハビリで、
当初よりも歩行が安定し、身なりも整ってお元気になりました。

そして99歳になって、お誕生日を迎えたときに、私にMさんが話してくれたことです。

「この施設に入ってよかったのは、お友達ができたこと。98歳になって、娘も先に亡くなって、
友達もみんな死んでしまって、とても悲しかったし早く死にたいと思ってたけれど、
ここにきたら親友ができたの!ありがとう。」と、親友を紹介してくれました。

心底嬉しかったです。

ひとりぼっちで長生きしても、全然楽しくないんだということにも気付かされました。
「孤独死」という言葉があるように、
人間は孤独だと死んでしまうくらい辛いんだとわかりました。

もちろん、若いお友達(教え子とか、会社の社員さんなどが多い印象です)に囲まれて、生き生きとされている方もいます。

それでも、大体の高齢者の方々は、常に別れが身近にあり、だんだん孤独になっていく不安と戦っている人も多いです。

さて、、
私はどうするか。

40代。気づくと、学生や20代の頃より、友人が増えるペースはどんどん緩やかになっています。
これはまずい!!

いつまでも生き生きと元気なおばあちゃんになるために、新しい場所に行って、たくさんの人と関わっていきたいなと思います。

夢は、おばあちゃんになっても、病気の話じゃなくて、わちゃわちゃと夢を語りながらみんなでお茶を飲むことです☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

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