#61 いきなり「VALUEを出せ！」といわれましても

あくまでも僕なりの解釈なんですが、VALUEとは相手との未来を想像させる事、つまり【あなたの事はよくわからないけど、うちの会社にどんな価値を与えてくれんの？】という意味のような気がしてます。ことビジネスシーンで語られるこのVALUEとは一体どういったものなのか、そして今の時代に必要な人材が持つべきVALUEとは何なのかを考察してみました。
#価値を生み出すことの重要性

【社会人一年目から求められるVALUE】

学生を終えると多くの人はいきなり社会に【放流】されます、【放流】という言葉を使いましたが、それならまだマシな方で、多くの社会人は社会に【放り出される】という感覚を持っているかもしれません。僕の場合も後者で【放り出された】ような感覚があります、とにかく社会に出た時点で、周りの大先輩や同業他社の方々と同じ土俵に上がることとなります、言うなれば「プロの世界」です、飲食業界で働く事が未経験な場合は、その時に食品の知識や、食材や調理法を学びますが、一番必要となるのが【ストレス耐性をつける】事で、飲食業界は本当にやる事が多岐にわたり、予想外のトラブルが多く、落ち着いた対応が求められる為、柔軟性やストレス耐性を持つことをそこで学びます。そして飲食業界は市場性が高く常に厳しい競争があるため、高いレベルのVALUEを持っていることが求められます。プロの世界では言い訳は一切通用しない修羅の世界です、皆さんお気をつけください。
#若いうちは体力勝負

新人時代の僕に重ね合わせてみてみると、おもいあたる節が幾つかあるのですが、それでは新人時代に出せるVALUEって何があるんだっけ？と考えてみました、それが次の三つ。

①圧倒的な若さと体力

②今後の伸びしろ

③未経験であるという下駄を履かせてもらっている

基本ポジティブな姿勢を持ち、周囲の人たちに好印象を与え、自分の考えを明確かつ適切に伝えられるコミニケーション能力、常に変化する職場環境において、柔軟性と適応力を持ち、自己成長をしていく姿勢を見せることで、同僚や上司から信頼されることができます。もちろん、失敗はつきものですので、常にチャレンジする姿勢と圧倒的な努力量が必要です。そして性格が明るい事も重要で、失敗してもくよくよしない、くよくよして落ち込んでいる姿を見せたり、落ち込んでいるふりをしたりしても、今度から誰もアドバイスをしてくれなくなるのでやめたほうがいいと個人的には思います。それがプロの世界っす。
#失敗するのが当たり前

【これからの時代に求められるVALUEとは】

これからの時代は、従来の考え方にとらわれず、新しい可能性を見出し、積極的に取り組むことが必要となります。新しいビジネスモデルを創造し、新しい市場を開拓することで、時代の変化に対応していく必要があります。同様にビジネスや社会においても、ある時代においては、従来のビジネスモデルや考え方が支配的なパラダイムとして確立されてきましたが、新しい技術や社会的な変化が起こることで、これまでの枠組みを超えた新しいビジネスモデルや考え方が求められてきてます。そのような時代に必要な存在、それが「パラダイムシフター」でその言葉は、トーマス・クーンによって提唱された科学史の理論【パラダイム論】に由来しています、クーンによれば、ある時代の科学分野においては、特定の考え方や方法論が支配的な【パラダイム】として確立されています。そして、新しい考え方や方法論が現れ、従来の【パラダイム】を大きく変える時期が訪れることがあります。この変化を【パラダイムシフト】と呼ばれています。
#新時代における特異点

では、これから必要なパラダイム・シフター(パラダイムを変えることが出来る人)とは何か、次の四つにまとめてみました、特に四つ目は秀逸だと思います。

①新卒で頭が柔軟なZ世代

②違う分野から来た経験豊富な人

③一匹狼で群れてない奴

④KYMY【K(空気を)-Y(読まない)-M(無双している)-Y(奴)】→制御不能でなんでも首を突っ込んで掻き回す人のこと。

今までに常識に囚われないで、自由な発想で俯瞰して物事を判断する力が必要で、他業種から来た門外漢などが、今までの業界の常識を打ち破るようなイノベーションを起こす可能性があります。ですので、これから新規事業をおこしたいと考えている企業の皆さんは上記の四つのパラダイムシフターを参考にして人事してみてはいかがでしょうか？
#無双状態