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#2 男は背中で語る

一昔前、初めて足を踏み入れた飲食業が某焼肉店で

当時は16か17歳の高校生だった。

もちろんアルバイトで当時は

ほぼ部活もいかず(もちろん勉強もせず)

週に4,5日くらいバイトをしていたように思う

夕方6時から10時くらいまでの勤務時間で

当時の時給はおぼえていないが

毎月コンスタントに4、5万円稼いでいた

うちの家はお小遣いはなく『自分で稼げ』

というスタンスだったと自分では理解していて

というかもらった記憶がない

親もそんな自分を黙って見守ってくれていたと思う

それが最初の飲食との出会いで

そのバイトは1年くらい続けたと記憶している

今でもたまに当時を思い出すが

一緒に働いていた人たちの顔が鮮明には思い出せない

年々記憶がかすんでいく

しかし当時の店長の顔は鮮明におぼえていて

今会ってもおそらくわかると思う

それはなぜかというと最初面接をしてもらったのが

その店長で

当時の自分からするとすごい大人にみえて

この人かっこいいな

というのが第一印象

大人に強いあこがれを抱いていた

自分にとっては衝撃だったのだろう

その後無事面接に合格し

バイト初日

店長やほかのスタッフたちとの

挨拶もほどほどに早速お仕事

その一連の仕事のなかで店長の仕事の手際に

目を奪われた

『俺もこんな風にできたらな.…。』

当時の自分には店長への強い憧れがあったと思う

かっこいい大人像(当時の)

そのままの店長がまぶしかった

いつか店長みたいになりたいな

当時はそんなことを考えてた

月日は流れ今自分が当時の店長のように

若い子たちにそんな風にあこがれを

抱いてもらえているだろうか

そう考えると店長はすごいな

店長ありがとう

いまでも変わらずあの場所にいるのかな

今度実家に帰ったら行ってみよう






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