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#108 最初と最後の印象が記憶に残りやすい

最初と最後の印象が人の記憶に強く残るということは、僕たちが日常生活で経験している心理効果です。心理学においては、この現象を「初頭効果」と「親近効果」と呼んでいます。
#飲食人は心理学を学んだほうが良い

初頭効果は、情報を記憶する際に最初に出てきた情報がより長く覚えられるという効果です。例えば、テストで10個の単語を覚えるとき、最初の数個の単語が一番覚えやすく、最後の数個の単語はあまり覚えられないことがあります。これは、最初に出てきた情報が記憶の「プライマリポジション」に置かれることで、記憶に強く印象付けられるためです。
#そもそも記憶力が悪い自分

一方、親近効果は情報を記憶する際に最後に出てきた情報がより長く覚えられるという効果です。これは初頭効果とは逆の効果であり、情報処理の最後の段階での注意力が高まり、最後に提示される情報に集中しやすいことに関連しています。例えば、おやつを食べる時にも親近効果が働きます。おやつの最後の一口が一番印象に残りやすく、とてもおいしいと感じることがあります。
#最後の一口

この初頭効果と親近効果は、飲食店などのビジネスにおいても重要な要素です。特に飲食店では、最初の前菜や最後のデザートの印象がその日の満足度に大きく影響すると言われています。レストランで提供されるコース料理でも、最初と最後の料理が特に重要視されます。
#特にデザートには気合を入れる

現代はインターネットを通じた情報の流入が大部分を占めており、ウェブページが初頭効果を形成する重要な要素となっています。特に飲食店のウェブページは、ゲストにたくさん来店していただくために視覚的魅力やブランドイメージを正確に伝える必要があります。鮮明で高品質な写真やビデオ、鮮やかなデザインを活用し、飲食店の特徴や魅力を引き立てることが重要です。
#最近はオシャレなページが増えたよね

また、ウェブページのユーザビリティや使いやすさも初頭効果に影響を与えます。ナビゲーションやレイアウトを使いやすくし、ゲストが必要な情報を簡単に見つけられるようにすることが重要です。メニューや営業時間、場所の情報を明確に表示し、予約や注文の手続きがスムーズに行えるようにしたほうが良いと思います。お年寄りや機械音痴の人が直面する問題で、いざWEBページを開いてみるが、まずログインできない問題が結構な確率であるので、そこの動線設計が雑だと取りこぼしが大きいんじゃないかと思ってみています。
#シンプルが一番

さらに、ウェブページにはオンライン予約や注文の機能を組み込むことも重要です。ゲストが便利に利用できるように予約フォームや注文システムを簡潔で使いやすく配置し、スムーズな予約や注文手続きを提供することにより、より安心感が生まれるんじゃないかと思います。また、利用者の声や評価をウェブページに掲載することも効果的です。ポジティブなレビューや評価を積極的に表示し、お店の良さを訴求しましょう。さらに、ウェブページをソーシャルメディアと連携させることも重要です。ソーシャルメディア共有ボタンやリンクを設置し、ゲストにウェブページを共有してもらうと良いかもしれません。
#SNSマーケティング

ログインできない問題はウェブページのUX(ユーザーエクスペリエンス)にとって重要な問題です。
ゲストがログインできない問題に直面した場合、イライラしたり不満を抱く可能性があります。最悪の場合、もう二度と訪れてくれないかもしれません。(そんなの勿体無いですよね。)その為、問題の早期発見と対応、ユーザーフレンドリーなインターフェースの提供が重要です。ユーザーテストやフィードバックの収集を通じて、ゲストのニーズや課題を把握し、ウェブページの改善に役立てていくべきだと思います。
#丁寧に設計する

【ザイオンス効果】

ザイオンス効果とは、相手に何度も繰り返し接触することによって、だんだん好感度や評価などが高まっていくという効果です。

【例として】

興味や関心の無かったモノや人物でも、頻繁に目に触れたり、接する機会が増えたりした場合、次第にその対象に対して良い印象を持つようになるという意味です。接触回数があるほどその対象への警戒心や恐怖心が薄れ、親近感を持つようになり、はじめのうちはピンと来ない人やモノでも、何度も繰り返し会うようになると、知らず知らずのうちに親近感を持ってしまうのがザイオンス効果の凄いところです。それを利用して、営業マンが「とにかく顔を見せに行く」「近くに来たからという口実を作ってお客様の元へ足を運ぶ」ことがあります。取引先、もしくは取引先候補の会社に頻繁に出向くことで顔を覚えてもらい、信頼関係を築くことができます。
実は、「足で稼ぐ」「とにかく人と会う」というような昔ながらの営業スタイルこそがザイオンス効果の例であり、具体例としては、保険の営業マンなどが「来年度のカレンダーができました~」などと言ってさまざまな理由をつけて顔を出すことがあります。言わずもがな、接触頻度が上がるので、製品を売ることが目的で数回しか訪問しない営業マンよりも印象に残りやすいと言えます。
#ドブ板営業

さて、そんなザイオンス効果ですが、具体的に何回合えば、相手が自分に対して興味を抱き、好意を持ってくれるのでしょうか。実はザイオンス効果には限界があると言われていて、そのピークは10回で、それ以上は上がらないという結果が分かっています。もし、あなたが好意を抱く異性と10回以上会っているにもかかわらず、より親密な関係に発展していないのであれば、これ以上接触回数を重ねてもあまり良い期待は持てません。(残念)
もし、ビジネスなどでザイオンス効果を使おうと思った場合、10回を目安に回数を重ねてみてはいかがでしょうか?WEBページも同様に何度も繰り返しみてもらうことで次第に愛着を持ってみてもらえるのかもしれません。
#10回まではチャンス

【今回のまとめ】

初頭効果と親近効果は僕たちの日常生活やビジネスにおいても重要な要素です。ウェブページのデザインやコンテンツ、ユーザビリティの工夫を通じて、最初と最後の印象を意識して設計する事で、ゲストの記憶の定着率が変わるかもしれません。そして、接触回数を重ねることでザイオンス効果を活用し、より多くの人々に自分や自分のビジネスの良さを伝えることができるようになっていくと思います。
#DAN DAN心惹かれてく

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