#10 アフターコロナというよりは、あと数年「ウィズコロナ」で生きていくための対策、結局のところオリンピックはやるのね。

「ウィズコロナ」どうやらアフターコロナではなく常に身近にコロナは存在し続けるということらしいです、色々な情報が出てきてボク自身の認識がアップデートされてきたので今日はそんな話を。

ウィズコロナで生きていくために必要なことを自分なりに考えていて気がついたことそれは、全てがオンラインに移行できるわけがないってこと、要するに皆他人との肉体的な接点を持ちたいという本能的な欲求があること、つまりは近未来的なVRゴーグルや未来的なインターフェースが今現在コロナの状況を打破するとも思えない、zoomでオンラインミーティングをしていても何か物足りない、オンラインとオフラインのバランスのよい組み合わせが必要だと思う、1年前の自分では想像できなかった新たな思考、すごい変化だ。

常日頃から自分なりにできるウィズコロナ対策し始めている、この状況下でどうやったら自分の能力を発揮して付加価値を作れるか、それにはどういう行動指針が必要なのか、大好きな飲食業を続けるためにどうしたらいいか、会社ではどんな仕事をしたらいいか、そして個人としてはどのような行動をとっていけば良いか、飲食業界全体が今後のどのようになっていかなくてはならないか、そういうことに常日頃から頭を使うべきなんだと思う、コロナウイルスのバンデミックが収束し世界がまた平和になってきた時、物理的接触のある店内で体験価値をどう伝えるべきか？
そんなことをぼんやり考えている。

会議なんかもオンラインでやってはいるが身体的なジェスチャやネット環境の悪さや画面の解像度も様々でなかなか効率が上がらない。
無理くりオンラインに移行で違和感を感じる場面が多々、つまらないビデオ会議〇〇、仮説検証してからアウトプットしようぜ！と思わず言いたくなる。現状の通信技術環境を考えるとまだまだだが今後はこちらが主流になるだろう、逆にいうと全てにおける行動の原則が「アナログ時代」は雇用が維持されない気がする、これは今後の失業に関わってくる要素かもしれない、お客さんと対面するレストランで「ウィズコロナ」で生きていくとはどういうことだろう、接触回数は少ない方がいい、だって常にインフルエンザの人に囲まれて仕事をするような環境だからだ、手洗いが重要なのもそうだろう、自分の鼻や眼や口を触ってはならない、その中で感染するリスクが高いこともわかる、対面のリスクが選択肢の上位にくる時代を生きているのだ、リモートワークが優遇される、積極的にリモートワークに切り替えようと会社からは通達が、その流れはしばらく続くだろう、この流れに対応するマインドセットの持ち方を作りつつ、お客様のライフスタイルの変容を注視しがら改善するのが重要なんだろうと思う。効率性の低下は常に意識しなくてはならない、その改善のためのツールやサービスを探す努力は忘れてはならない、新たな生活習慣により不完全な飲食文化がまた生まれたということなのだから、その中でもオンラインに移行できないもの、それが飲食だとボクは思っている。
音楽ライブや、皆で大声を出しながら観戦するスポーツや、渋谷のハロウィーンとか、高校の修学旅行とかコロナで失ったものは多い、そのどれもが接触に重点を置いているもので、これから先しばらくの間戻ってくることはないだろう、その最たるものが飲食で散々飲食は被害を受けてきた、でも僕は感染のリスクを低くした上で、なんとか維持できる方法が必ずあると考えている「失われたものは取り戻すの容易ではない」とあるシェフが言った言葉だ、ボクはハッとした今まさにそれが失われているんだと。
今は、おそらくオンラインに移行できないものを皆が学習するタイミングなのだと思う、人の感情がどこに触れるか、どこでコミュニケーションを取るかなどを考えながら、最適な方法を設定しつつ、新たな飲食の価値観を設計するしかない、居酒屋だって、ファミレスだって、レストランだって全部変わってしまう、しかしながら必要な施策は近いうちには新しい常識になる、ドアノブを触れたらアルコール、基本は自動ドア、オフラインで話すときは2mを開けて、接触は極力減らすし握手はしない、そんな感じの風潮に移行していくのだと思う、当事者意識をもち何をしていくのか？それが今一番のボクの課題であり前の時代の価値観はおそらく価値がない、コロナ以前の既存の価値に引っ張られないように変化し続けていくことが重要なんだろう。調理をしないシェフ、料理にコストをかけすぎるから利益がほとんどないシェフなど色々なパターンが増えるだろう。コンテンツの価値を磨きながら、相反する何かを見出していかないといけないのだと思っている、ウィズコロナは数ヶ月では終わらないし、数十年も続くわけでもない、ただこの時代に築かれたものは残り続ける、つまりこの新しい常識と環境に順応するしかないのだ、残酷だけどコロナ以前のようにはもう戻らないから。