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好きな映画


海街diary / 是枝裕和(2015)

「万引き家族」でカンヌ国際映画祭の最高賞を受賞した是枝裕和監督の作品。僕にとって「この監督の映画は観たい」と思わせてくれる監督さんで、その中でも一番好きな作品。もうかれこれ5、6回は観ているけれど、本当に何回観ても素晴らしい映画である。複雑な家庭環境で育った3姉妹とその異母妹が突然一緒に暮らすことになり、暮らしていく中でだんだん絆を深めていくと言うストーリー。姉妹それぞれの個性や想いが鎌倉の美しい自然とともに、菅野よう子さんの音楽に乗せて描かれていく(鎌倉っていいところだよな、、、)。主演は綾瀬はるか・長澤まさみ(僕の中での2大女優さん)・夏帆、それに当時まだ10代の広瀬すず。とにかく一回は観てほしい作品。


ゴッドファーザーシリーズ / フランシス・フォード・コッポラ(1972, 1974, 1990)

巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督による不朽の名作シリーズ(三部作)。シチリア移民のアメリカマンフィア、コルレオーネファミリーの三代にわたる栄光と悲劇を描いているが、三部作を通して主に、期せずしてファミリーを率いることになってしまったマイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)の苦悩の人生と、「家族の絆」に焦点が当てられている。三部ともそれぞれが一つの映画として成り立っているが、ストーリーや登場人物には連続性があるため、第一部から通して観るのがおすすめ(なおどの作品もそれぞれの良さがある)。特に第二部はそれだけ観ると分かりにくい部分があるかもしれない。個人的には続編が出ないか期待しているけれど、もうパート3の公開から30年ぐらい経ってるので、どうでしょうね。


日日是好日 / 大森立嗣(2018)

「万引き家族」を1票差で抑えて報知映画賞を受賞した作品。海街diary同様、何度観ても素晴らしい映画である。お茶の稽古や四季の移ろいを通して、人それぞれの人生とその迷いや葛藤を優しく穏やかに見つめ、毎日を平凡に過ごせることが幸せなのだということを発見していくストーリー。主演の黒木華もとても作品にマッチしていると思うけど、お茶の先生役の樹木希林さんの存在感はさすがである。茶室に響きわたる静かな水の音がとても印象的な作品。



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