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理想的なテスト返し

自分の考えを整理するために書いています。

テスト返しに対して、確固たる信念がない、私。

テストを返す理由は、生徒が自分の誤りを振り返るため。

でも、ダラダラ解説していたら、年間で7時間以上の時間を無駄にしてしまうし、できている子にとっては無駄な時間。そういうことがずっと違和感で、あまり時間をかけないようにしてきた。

理解できていないことに問題があるのであって、それを理解させることが主目的。そして、定着になるべく導きたい。ただ、個人の能力差を考えた時に、なるべく全ての問題と欲張らず、「最低限」を見出す必要がある。

教師がすべて教えるのではなく、むしろ出来ている子たちの力も借りながら、協同学習に展開するのが効果的ではないか。

では、個人が必要とする「最低限」をどう決定するか。

方法は二つある。①教師が個別に決定してあげる。②生徒が知りたいと思うものを選択させる。

ただし、②の場合、生徒によっては分析力が足りず惰性で決定される場合があり、それではその生徒にとって全く効果的な時間とはならない。

では、時間はどうなのか。

1時間まるまる使うことよりも、20分、30分で十分でいか。英語の場合、もっと英語を使わせることの方が重要である。

また、協同学習で理解したことを、次は定着に向けてどのような活動を行うべきか。

英語を非常に苦手としている子の場合は、テストの問題をもう一度解答してみて、完璧にできるところまでで十分。

少しできる子たちは、協同学習で教えてくれる子たちに、ワークの問題をセレクトするなどして、テストに出題されていない、近似した問題に取り組むことが効果的ではないか。

得点が高い子で、協同学習に飽きている子に対しては何ができるか。例えば、ライティングで書いたことをベースとして、口頭で教師からさらなる質問を受け答えたり、高得点同志の協同学習に飽きた者同士で、ディスカッションをさせるなどできる。そうすることで発展させることができる。

次に考えるべきは、文法問題と、リーディング、リスニング、ライティングのそれぞれのこの時間の在り方。

文法問題は、先に話した通りで実施できる。

リーディングの場合、日本語と照らし合わせながら、一文一文を「内容」と「意味」をしっかり理解することがカギになる。また、新出語以外の定着していない単語については、しっかり受容語にできるように、見てわかるところまで持っていきたい。最低、マーカーを引くなどするだけでも重要になってくる。

リスニングの場合も、スクリプトと日本語訳での、内容と音の一致、音声上のルールの理解が必要である。でも、そもそも文字にも音は存在し、その音が概念をひっぱってくるわけで、リーディングの場合にも、音声は必要である。あった方がいいに決まっている。

リスニングであれば、シャドーイングやスクリプトを見ながらのリピーティングができるとより効果が高い。

こう考えると、GIGA端末を使わない手はない。

さて、ライティング。しっかり直して繰り返し書かせることが、生徒の「英語の貯金」になる。ただ、通常、定期テストの英作文の採点はしても、添削まではしていない。返却まで教師に膨大な時間が降りかかってしまう。また、それを欲していない生徒もいる。希望者は、先生のところに来て直してもらい、何度か書いて練習する。書くことで時間を要するなら、GIGA端末でキーボードで打ち込んでもいいではないか。



以上、独り言でした。よし、早速やってみよう!

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