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タロットカードは友達

何年か前本屋で、星占いが専門と思っていた鏡リュウジさんが、タロットの本も出していることを知った。

タロットカードは絵が怖いというイメージで、気にしたことがなかったけれど、それから調べるようになり、とてもカワイイ絵のマカロンタロットというタロットの入門書を見つけた。練習用のカワイイ小さいタロット付。早速買ってみた。

それからは、タロットカード一枚一枚について、いろいろな人のいろいろな視点からの解釈を読み、意味や雰囲気を知っていった。

驚いたのは、死神のカード。すべてがうまくいかず、最悪を意味する怖い呪いのカードかと思いきや、再生や生まれ変わりを意味する希望のカードだと知った。

こんなふうに、カードの意味を知っていくと、怖いとか不吉とかいう感情もなくなって、更に興味がわいた。

タロットカードとは、よく観察して、感じとって、カードと仲良くなっていくことが大切だと言う。
しかし、カードと仲良くという意味がわからなかった。

ある程度、カードの意味を掴んだら、一枚カードを引いて毎日自分を占ってみた。
当時はとにかく仕事が忙しく、今日の仕事はどう?という質問ばかりだった。

よく出ていたのは、ワンドの5。これは、木の棒を持った5人が、ケンカをしている絵札で、騒々しくて落ち着かない感じがある。

あ~、今日も忙しいんだなぁと落ち込むが、もう一枚アドバイスを引く方法があり、どうしたらいい?と聞く。
ソードのクイーンが出た。クールに剣を持った女王の絵札。感情に流されないように、冷静にと言われている気がした。

ある日のワンドの5が出たあとのアドバイスは、ペンタクル4で、金貨を抱えて椅子に座っている人の絵札。今まで通りやれば安定するとなった。

全て当たっていた。これが、タロットカードの不思議で面白いところだと思う。

毎日繰り返していると、だんだん悩み事を聞いてくれる友達のように思えてきて、カードと信頼関係ができてくる。
カードと仲良くするとはこういうことかと理解できた。

最近は限られた時間を、タロットカードに当てることが出来ず、なかなか触れていないが、やっぱりこの面白さはワクワク感をもたらしてくれるので、また始めたいなと思っている。

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