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#14 初めての海外一人旅 03

たくさんのものを見るにつれて、
たった一つしかないものが
この世界にあるのだろうか?
と、答えもないことを想い出した

香川県で写真撮ったり、映像作ったり
様々なプロダクトプロデューサーをしている
エンタメ写真家のwallyです。
(慌ただしい日々は人を感傷的にするな

https://note.com/wally_clown/n/n807d8f49346a

https://note.com/wally_clown/n/n1fc2a8ae2463

1~2話。どうぞ先にご覧ください。

3話↓↓↓

『ファインダーに写すものの変化』


迷子になった翌日から、
色んな人が話しかけてくれるようになった。
食事の時も「よかったら一緒に」
言ってくれるほどに。

人生で一番おしゃれに撮れたネコ


道端に咲くバラ

よほど珍しかったのか。。。
しかし若いってそれだけで宝物だなと
今になって思う。

一人で風景や、自分の足元ばかり撮る日々から
一変し、

一緒に旅をする人たちを
撮るようになった。

港町


イケメンの持ってくる料理はうまい説
寝てる時の足

街を散策する姿、
ご飯を食べる姿、
疲れて移動中のバスの中で寝ている顔。

撮られたがりも現れた。
街並みを撮ろうとカメラを構えるたびに
邪魔してファインダーに写ろうとフェードインしてくる。

『おーーーーーーい!!邪魔すんなよ!!』
と言いつつ、楽しんでる自分がそこにいた。

こいつ常習犯


『天使ミカエル』



今回の1番の目的「モン・サン・ミシェル」
想像以上に満喫した。

外からは想像できないほど、
古城の中にはレストランや商店がたくさんあり、
多くの観光者や、結婚式の前撮り撮影をしている人にも出会った。

外観
観光地化した古城
広がる世界
アジア系の人の前撮り
古城って感じ


見たことない展望からの風景。

そしてぽっちゃりのガイドさんが教えてくれた、
この場所には『天使ミカエル』が司る場所らしい。

伝説という類いの話が好きな僕は興奮した。


ある男の夢の中に現れた『天使ミカエル』

『私を祀る場所を作りなさい。』

変な夢だなと無視をするが、
幾度となく夢に現れる天使ミカエル。

憤怒したミカエルは、その男の脳天に指を突き刺した。

恐れた男は周りの協力も得て
この場所、『モン・サン・ミシェル』を作ったという。

夢で出会ったはずのミカエルだが、
その男の死後、頭蓋骨には指で突き刺したような
穴が空いていたとか。

男の頭を指で突き刺すミカエル
Aは始まり、Ωは終わりを示す。

本当かどうかよりも、
ロマンがある。
それが楽しい。

旅の楽しさを感じる反面、
終わりに近づく寂しさも感じていた。

マップる


俺の足と、旅仲間のピース
日が暮れる前の古城
夜の古城
宿泊したホテルからの古城



『相変わらずの迷子』


訪れた日がちょうど、
フランス革命記念日に近いと言うこともあり、
街では戦車が走ってたり、有名なエトワール凱施門には
フランスの国旗がぶら下がっていた。

軍隊
フランス国旗のぶら下がったエトワール凱施門


そしてフランスに来て驚いた現象の一つに、
夜暗くなるのが遅い事だ。
20時過ぎても明るく、
滞在中、時間感覚が変になっていた。

フランス革命記念日の前日には
前夜祭として、街中でお祭り騒ぎ。
公園でダンスを踊る人たち、
大きな大きな花火も打ち上がった。

通りすがりの公園ではparty
追いかけた結果、迷子


『エッフェル塔の近くで撮るときっと最高だ!!』

と思い、宿泊ホテルを飛び出し、
カメラ片手に打ち上がる花火を追いかけながら
走り回っていると、

また迷子になった。

『そんな事より花火を、、、』

気づいた時には花火も打ち終わっていた。

、、、ココハドコだ。

しかしもう焦らない。
焦ったところで分からないことに変わりない。

勘で歩きながら街を散策した。
なんとかなる。
そう思って歩いてると、見たことある風景が
目に入ってきた。
どうやら野生の勘なのか、運なのか
無事ホテルに到着した。

『天才かもしれない』
自分にだけ聴こえる声で
ボソッと呟いた。

続く

photographer wally
Instagram : 


It's never too late to start.


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