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#15 初めての海外一人旅 04

最近こればっか聞いてる、厨二病の
香川県で写真撮ったり、映像作ったり
様々なプロダクトプロデューサーをしている
エンタメ写真家のwallyです。
(歌詞の表現いい

https://note.com/wally_clown/n/n807d8f49346a

https://note.com/wally_clown/n/n1fc2a8ae2463


1~3話↑↑↑

実は前回でフランス編終わらそうと思ったけど、
載せたい写真たくさんあったから分けてみました。

フランス編最終章、
ご覧ください↓↓↓

『靴』


僕がフランスに来て、
必ず手に入れたいと思ったものがある。

靴だ。

パツキンのフランス人彼女ではない、
靴だ。
いやむしろ貰えるならもらっ、

ファッションは好きだけど、
今まではそんなに靴にこだわってこなかった。
しかしある時、靴の重要性を感じたのだ。

花より団子より。

花より団子という漫画に出てくるセリフだ。
(↑検索したらTwitterに落ちてた

姉がいるということもあり、
家には少女漫画も置いてあった。
そして本を開いた時、このセリフが目に入り
大人になっても覚えていたのだ。
(さすが魚座のO型はロマンチスト

好都合なことに、
この時期、フランスの街では『セール期間』と催し
至るお店で商品がお得な価格で買えたのだ。

『フランスが俺を迎え入れてくれている』
そう感じた。

とりあえず大きな建物に入り、
お店を物色。
フト目をそらすと、中国人らしい集団が
セール商品を買い漁っていた。

中国人よ、俺から夢を、希望を奪おうというのか?

いいだろう、受けてたとうじゃないか。

『秘技』

別の店に行こう。

、、、俺の圧勝だった。

かくしていい雰囲気の靴を2足見つけ、
念願の『フランスで買った靴』を手に入れたのだ。

帰りの荷物の多さなんか気にしない、
人生なんて、帰りのことばかり気にしてたら
楽しくないじゃないか。

服の柄とシンクロ。


『頼まれたお使い』


僕には姉がいる。
そんな姉からフランスへ行く前、
ある指示がくだった。

『この王妃がつけてるモデルのアクセサリー買ってきて』

あぁそうだ、俺の姉はクソ野郎だ。

どこにフランスへお使い頼む奴がいるんだ。

そんなお願い聞くわけなっ

俺はそのアクセサリーを取り扱っている店を探した。

携帯なんかまだガラケーの時代。
地図なんて紙を広げないと分からなかった。

しかし、
買って帰らないと怒られる。

その恐怖心からか、
奇跡的に俺は店を見つけることに成功した。

しかし大事なことを忘れている。
俺は英語を話せない。

あぁでも大丈夫だ、外人はみんな、俺の、、、

友達だからな。
(きっと分かり合える

This アノ、、、コレある?
I want、、、これクダサイ。

全然伝わんないぜ。

しかし渡されたカタログを指をさし、
This!! This!!!!

伝わった。
でも更に肝心な壁があった。

俺の持ってきた全財産使っても
買えねーくらい高い。

しかしここで完全に諦めると、
『どうせ行ってないんやろ?』
と言われるのもイヤなので
ランク落としたやつを買って帰った。

そんな俺を
皆んなで胴上げして欲しい。

俺を空へFly away。


『老夫婦』


このツアーで初めて、僕に
『一緒にご飯いかがですか?』
と声をかけてくれたのが
優しい笑顔が特徴の老夫婦だ。

さっきまで迷子になっていた僕を
同じテーブルに招き入れてくれ、
『旅の話を聞かせておくれ』
と、聞いてきてくれた。

迷子を、『旅』と表現するあたりが
長い年げつを生きた人らしい深みのある表現だ。

話に花が咲き、お酒もずいぶん進んだ。
お互いほろほろ酔いだ。

そこでご主人が一言、
『楽しい旅の話のお礼に、ご馳走させてくれ。』

男レベルが僕のいるステージと違いすぎる。
お礼の言葉を言い、
いつか、僕もその言葉をどこかで使おうと
ニヤついてたのは

ここだけの話だ。

いい光だ。


『贈り物』


旅も終盤に差し掛かると、
急に目の前の楽しさより
終わってしまう寂しさに打ちひしがれた。

少しでも多くのものを見て、
多くのことを話して、、
写真を撮って、、、

たくさん持ってきたはずの
カメラのバッテリーも
残り僅か。

何を残そう。

イエローの服が映える。
こういうの好き。


逆光。
貴婦人。
すぐ声かける。
モネの庭。


すぐPicture OK?と聞く俺
サモトラケのニケ。作者不明なのに残されてる作品。
モナリザ。(遠い
こいつら常習犯。
一番常習犯。
オペラ座。
夜のエッフェル塔。(下から

憧れのモン・サン・ミシェルを見れたこと、

モネの庭も行った。

ルーヴル美術館で本物のモナリザも見ることができた。

エッフェル塔で撮ったこの一枚なんて、
フランスに来るまで
想像もしなかった瞬間だ。

この旅で初めて出会った同士。
猿ピース
隠し撮り。

一つ一つの時間が愛おしい。

最後に僕に出来ることはなんだろう?

思いついたのが、
写真をプレゼントしよう!だった。

帰りの空港で、仲良くしてくれた皆さんに
住所と名前を聞き、
帰国後、データが入ったDVDディスクと
渡す相手が写ってるお気に入りの写真を
プリントして送った。

・・・日常が戻り、
暑かった夏も、思い出とともに
過ぎ去ろうとしている。

ある時、見慣れない『贈り物』が家に届いた。

母親に、『あんた宛に届いてるでー』と一言。

名前を見ると、写真を送ったツアーメンバーからの
贈り物だった。
それも1つではない。

送った皆んなから、お返しが届いたのだ。

手紙もついてる、、、

分かってる、涙するやつだ。

母親のいないとこで読まないといけないやつだ。

旅の帰りの空。

-終わり-

※余談

旅の後、仲良くなったメンバーが香川県まで
遊びに来てくれた。
懐かしいなーと言いながら当時の写真を広げながら。

※余談02

写真によく写ってる人は
僕が旅の間に思いを寄せた人、、、

かどうかは、ご想像にお任せします。

photographer wally
Instagram :

It's never too late to start.

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