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映画の名セリフ、、引いてみた。

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甘い言葉がある。辛い言葉がある。英語だとわかるニュアンス、日本語の方が腑に落ちやすいフレーズもある。 そんな映画の英語の名セリフを、拙訳と共に引いてみる。 目標は和田誠の「お楽し…
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#戦争映画

"機関銃を止めずにはいられなかったんだ。だから俺はやり遂げた。"_Sergeant York(1941)

実在の第一次大戦中の英雄の伝記映画である「ヨーク軍曹」より。 テネシーの田舎町に生まれた無頼漢 ヨーク(ゲーリー・クーパー)は、ある時、信仰に目覚め、改心する。やがて、戦争が始まり、戦争と宗教の矛盾に苦悩するも、真の自由を守るために銃を取る。 皆さんお分かりの通り:「ハクソー・リッジ」とやってることは同じである。シモ・ヘイへよろしく、一歩間違えればマンガの世界から出てきたような活躍ぶりを見せる一兵卒を、ハワード・ホークス監督はどう描いたか。 ヨークは農夫として育ち、若い頃

「アメリカ人だと、バレるじゃないか」「アメリカ人だから、ここにいるのさ。」_“Where Eagles Dare”(1968)

無口な男、おしゃべりな男。クリント・イーストウッドとリチャード・バートンが「荒鷲の要塞」で共演。 無口なのは、もちろん、どっち? ドル箱三部作でノリに乗っていたイーストウッドが、初めて挑戦した戦争映画だ。 「ナバロンの要塞」の原作者アリステア・マクリーンが原作・脚本を担当。同じく難攻不落の要塞をターゲットに、スリル満点の冒険活劇が繰り広げられる。 第二次世界大戦、連合軍がようやく反撃に移ろうとしている頃、“鷲の城”と呼ばれる難攻不落の ドイツ軍要塞に、アメリカのカーナビー