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映画の名セリフ、、引いてみた。

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甘い言葉がある。辛い言葉がある。英語だとわかるニュアンス、日本語の方が腑に落ちやすいフレーズもある。 そんな映画の英語の名セリフを、拙訳と共に引いてみる。 目標は和田誠の「お楽し…
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#実話

“賢い男は愚かな仲間達よりも、ライバルから学ぶものだ”_”Rush”(2013)

1976年のF1世界選手権でのジェームス・ハントとニキ・ラウダのライバル関係を題材とした2013年の映画「ラッシュ/プライドと友情」から。「炎のランナー」と同じく、実在の二人の天才レーサーの「勝負」と「対決」のスリルを根幹に、ドラマを組み立てている。 史実は、歴代のF1チャンピオンのエピソードをまとめた上記の書籍「Formula-One-Champions-legendary-drivers」(Prime Readingで閲覧可)に譲るとして、 映画は映画で、気に入った台詞

“謝りたい、でも誰に?”_”In Cold Blood”(1967)

1959年、刑務所で知り合ったペリー(ロバート・ブレイク)とリチャード(スコット・ウィルソン)は、同房で知り合った男から聞いた話を元に、カンザス州の豪農の一家を襲撃することにした。 そこには43ドルしかなかった。 突然、ペリーとリチャードは何かに取り付かれたかのように一家四人を惨殺し始める。 「なぜ2人の青年は、理由もなく4人の人々を殺したのか?」 とことんまでドライな視点で描かれた映画「冷血」は、『ティファニーで朝食を』のトルーマン・カポーティが6年の歳月を費やして書き上