鷲垣青兎(わしがきあおと)

調査記事、エッセー、小説なんかを、関心のある事、思いついた事をざっくばらんに書こうと思…

鷲垣青兎(わしがきあおと)

調査記事、エッセー、小説なんかを、関心のある事、思いついた事をざっくばらんに書こうと思います。 97年生まれ。大学卒業後派遣社員として3年働き、渡愛。アイルランドで英語を勉強中です。入管問題に関心があります。

最近の記事

令和5年の難民認定率は?

3月26日に、入管庁が「令和5年における難民認定者数等について」という報道発表資料を公開しました。 この資料にある数字を「令和4年における難民認定者数等について」と比べて簡単に分析した上で、私見を述べたいと思います。 令和4年のリンクも載せておきます。 私なりに数字を拾って比較してみます。 難民申請者の数 昨年に比べて、難民申請者の数がとんでもなく増えていることがわかると思います。これは昨年までが少なすぎると解釈するのが適当でして、コロナで入国制限を行ったことが原因で

    • 情報公開のすゝめ

      前置き初回投稿がカタイ内容だったので、今回は楽しいものにしたいと思います。 いや情報公開もカタイよ、というご指摘はもっともですが、私は「趣味は情報公開です」と堂々と言える世の中になればいいなあ、と思うのです。 そんなに数をこなしたわけではないし、私はどちらかといえばビギナーの部類ですが、やってみると、案外楽しい。 この記事では、令和5年7月に行なった開示請求を例に情報公開の楽しさを余すところなく紹介したいと思います。 この記事は楽しいものにしたいので、開示請求のやり方は紹

      • 編集方針

        はじめまして。鷲垣青兎と申します。 現在26歳です。大学卒業後、派遣社員として3年働いて、その傍らシナリオ書いてみたり、入管問題に関心をもって活動し始めたりとふらふらしております。 最近仕事を辞めまして、貯めたお金で留学することにしました。 こんどは物理的にふらふらすることになりそうです。 私はnoteでの収益化を目指したいと考えています。 これから記事を書いていくにあたって、読者のみなさんと共有したいことをまとめておきたいと思います。 収益化と言っても、基本的には流行は

        • 難民調査官の研修資料から考える難民認定手続のあり方①「難民認定(総論)」

          ほぼ初投稿でマニアックな内容ですがご容赦ください。 今回取り上げたいのは難民認定手続についてです。 はじめに 入管問題をざっくり説明してしまうと、入管問題とは、在留資格を失った外国人(原則、自分の国に帰ることになります)が、帰れない事情を抱えていることに端を発する問題です。入管庁にはそうした事情への配慮が足りず、深刻な人権問題になっています。 私は月に2回ほど、在留資格を失い入管施設に収容された外国人と面会をしていましたが、彼らから聞く「帰れない事情」には、大きくわけて

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        令和5年の難民認定率は?

          情報公開請求

          行政文書の開示請求をした内容を掲載しています。 内容について、情報公開請求そのものについては別の機会に検討・意見したいと思います。公開情報ですので、ご興味のある方はぜひご覧になってください。 難民調査官の研修資料全10件(令和5年7月6日請求) 不開示部分の一部について審査請求中です。 2023年入管法改訂に関する入管庁内外と協議した文書(電子メールを含む)(令和5年7月6日請求) 公開されたのは一部です。令和6年10月31日までに開示予定との通知が来ています。 特