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ヨガと私

10年前に初めて会った彼女は色白で背が高く長い黒髪を一つに束ねてリクルートスーツを着ていた。大勢の中でもひときわ目にとまった。
天真爛漫で人懐こくて聡明な女の子。
8年後に再会して驚いた。
表情がない。
自分の気持ちが分からないほど思考がまわっていた。
ショックだった。
本人も本来の自分が分からないと言った。

この出来事は、私がヨガを始めるきっかけになった。

こういう女性たちに思考を休ませる日を作りたい。

ミキティに連絡して「思考の休日」というテーマで広い公園でヨガ&対話の場を企画した。
私もずっとヨガがやりたかった。

ミキティの産後明けからオンラインをメインに今もヨガが続いている。週一バッチリやり、毎朝、動画にプラスして30分。
最近の朝ヨガは公園でやってる。
青空を眺めて。最高に気持ちいい。

私はミキティヨガだから続けられた。

この頃、身体の変化がよくわかるようになった。

自分自身が笑顔になれない時は身体の声も聞こえない。

地に足がつくと、ヨガでも身体の柔軟性が増し、腰が低く落ちる。

内面が見事に現れる。

最近また面白い発見があった。
新しくやるキツイポーズは、体重のかけ方を少しずらして片方だけにかけると、負荷がかからないし楽。
でもそうではなく、体幹にバランスよく体重をかけていくと、だんだんそのほうが楽になっていく。

つまり、キツイことを自分の中心からずらしていると、それがクセになる。

人の内面も同じで、キツイことを自分にしか分からないレベルでほんの少し自分から避けていると、そのまま避けることが定着してしまう。 

自分の身体としっかり向き合うことが
自分自身と向き合うこと。
自分を無意識にごまかすクセは早いうちに直したほうがいい。何ごとも。笑

ヨガにはそういうことまで教えてもらっている。




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