見出し画像

サルコペニアを予防するウォーキング

サルコペニアとは、筋肉の量が減少していく老化現象のことで、25~30歳頃から進行が始まり生涯を通して進行します。筋線維数と筋横断面積の減少が同時に進んでいき、原因として主に不活動が考えられています。
サルコペニアは、特に広背筋・腹筋・膝伸筋群・臀筋群などの抗重力筋において多く見られるため、立ち上がりや歩行がだんだんと億劫になり、放置すると歩行困難にもなってしまうことから、老人の活動能力の低下の大きな原因となっています。
このサルコペニアを予防するためにもウォーキングを有効とされています。では、サルコペニアと歩行はどのような関係があるのでしょうか?

プレサルコペニアの歩行の特徴

今回ご紹介する
プレサルコペニア高齢者の歩行速度と身体機能・認知機能との関連
では

プレサルコペニア高齢者は正常筋肉量の高齢者に比べ努力性の高い歩行である可能性が示され,下肢筋力,バランス能力および注意機能のわずかな低下をきっかけに歩行能力低下を生じる可能性が示唆された。

と報告されています。
では、具体的には

プレサルコペニア群の通常歩行速度と中程度以上の有意な相関が認められたのは,膝伸展筋力(r=0.51)およびTMT-A(r=-0.52)であり,最速歩行速度では膝伸展筋力(r=0.74),TMT-A(r =-0.66)および開眼片足立ち時間(r=0.56)であった。

と報告されていいます。
他の研究では、歩行速度と下肢筋力・バランス能力との相関も報告されています。
つまり、ウォーキングで歩行速度維持することでサルコペニアの予防効果が考えられます。

まとめ

ウォーキングは気軽に始められる運動です。しかし、効果を感じるためには、運動強度を上げる必要があります。
その運動強度を効率的、効果的に上げる方法をウォーキング療法士は指導しています。
ウォーキングを指導し、その方の健康寿命をサポートしてみませんか?
療法士として、社会貢献ができる手段がウォーキング療法士です。

ウォーキング療法士の詳細はこちらから
https://iairjapan.jp/wt/




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?