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狂気の沙汰

去年の年末からお酒を飲んでいません。
正確には12月23日から飲んでません。

禁酒を始めたわけではありません。
1日の終わりに「今日は飲まなかった」という感じ。

大酒飲みではありませんが、少しづつ量が増えてきて、マラソン大会やトライアスロンの大会の前に1週間、長くて1ヶ月ほど我慢します。
そして大会が終わって乾杯をすると、そこからまた少しづつ飲む量が増える日々・・・そんな飲み方をしています。

12月23日に作家の町田康さんが5〜6年前から禁酒をしているというYouTubeを見たことがきっかけで、お酒を毎日控えています。
町田康さんが飲まなくなったのが12月24日からだったそうです。
クリスマスと年越し・新年を乗り越えるのはキツかったけど、結果的にそれが効果的だった、というような内容の動画でした。

私なりに町田康先生に感銘を受けたので、この本を電子書籍で購入し、クリスマス中は酒を飲まずに、この本を読みました。

本の中で私の気持ちをグラっと動かしたワードがあります。
「なぜ酒をやめたのか」と人に聞かれたら
「気が狂っていたからだ」と答えているそうです。

この先生にとってお酒を飲むことが通常、当たり前のことで、飲まないことは狂気の沙汰、いつか正気に戻って本然の自分に立ち返れば飲み始めるに違いない。だいたいそんなことが書かれていました。

私の趣味がトライアスロンやトレイルランニングなのですが、運動習慣のない人にとっては「狂気の沙汰」だと思います。
マラソン大会に出て42kmを完走した人にとってもトレイルランニング(山岳マラソン)で100マイル(160km)を走ると聞くと、ちょっと頭がおかしくないとできないよ!と思いますし、実は走っている本人たちも「あたおか」の自覚があります。

狂気にはロマンがあります。ワクワクします。

お酒を飲まないということが、私にとって160kmのトレイルランニングを走ることと同意語に思えたので、それでスタートしたのがきっかけでした。

前置きが大変長くなりましたが、

年末の疲れもあって、元旦は寝正月をしました。
コンビニに行くとお酒売り場にピントが合ってしまって、モゾモゾしました。駅も電車もテレビCMもお酒だらけでした。
クリスマスという催し時、年越し、新年というお祝い事でもお酒をグッと堪えました。先日の新年会もノンアルコールビールで楽しみました。

本当に我慢しました。飲みたくて仕方なかったけど震えるような気持ちで我慢しました。

狂気の沙汰でも自覚があれば本当に狂っているわけではないので、人には薦めないものです。本当に狂っている人は自分がやっていることを誰彼構わず薦めてくる人かもね。

あ、今日は本音を聞いてもらいました。
長文を読んで頂きありがとうございます。

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