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ストレッチを適切におこなって腰痛を改善する

ラーニングケア・アクティブケアとして、腰痛を改善するためにストレッチを患者さんに指示することもあります。

次回の整体までの間に、セルフケアとしておこなってもらうことで、筋肉の硬さを取ったり、柔軟性をアップさせることで症状の改善や戻りを少なくすることを期待しています。

ただ体の状態によってはストレッチをすることで、症状を悪化させてしまうこともあります。

筋肉は伸びやすい部分から伸びるもの

固く縮んでいる筋肉を伸ばしたいときに注意しなければいけないのが、伸ばしたい部分は固くなっているところだということです。

一本の筋肉をストレッチして伸ばす場合、最も固くなりやすいのは運動点がある真ん中あたりの最も太い部分です。

普通にストレッチをすると、筋肉は柔らかくて伸びやすい部分から伸びてしまって、本当に伸ばしたい固くなっている部分はなかなか伸びてはくれません。

例えば、硬さの違う輪ゴム数種類をつなぎ合わせて、左右から引っ張った場合、伸びるのは最も柔らかい部分になり、最も硬い筋肉は伸びてくれません。これと同じことが筋肉でも起こります。

そのため硬い部分を伸ばすには、そこが伸びるように工夫する必要があります。

硬い部分を効率よく伸ばすには

  • お風呂上がりなど筋肉が温まった状態でストレッチする

  • 呼吸は止めずに、ゆったり息を吐きながらストレッチする

この2点をおこなうだけで伸ばしたい部分が伸びやすくなってくれます。

他には

  • 伸ばしたい筋肉とは逆の働きのある筋肉に力を込めて、脳みそから筋肉が緩むような命令を出させる

  • マッサージするなどして硬い部分と柔らかい部分の差を小さくしてからストレッチをおこなう

筋肉を使ってコリをとる

引き伸ばされてコリになっている部分は、ストレッチで引き伸ばしてもコリは改善しません。そんな場合はストレッチをすると余計に引き伸ばされてしまうので、筋肉を縮めるように使うことが有効です。

特に、筋肉は使った後が最も緩みやすいとう特性があるので、使った後にストレッチすることは効果的です。


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