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知的社会人1年目の本の読み方

「知性」と「教養」と「創造力」を兼ね備える社会人

これが知的社会人の定義らしい。
「知的社会人とは...?」「本を読むことの意味は...?」という興味本位から拾ったこの本について、拾うまでの経緯と読んだ後の自身の感想や考えを記したいと思う。

旅行会社に勤務する私の会社はコロナの影響で残業が禁止になり、その結果従業員は時間を持て余すこととなる。
イチ従業員の私は自然と近所の図書館へ行くことが多くなった。

相変わらず、職業柄(?)なのか旅や散歩紹介の本を借りることが多かったが、読書の目的や意味は見いだせていても、本を読み漁ることで得られる結果に疑問を持ち始めていた。例えば、「そんな知識を得たところでなんの役に立つのか」「定年後は不要になる知識だ」「そもそも本読んでなんか意味あるのか」などといった具合に。
これはおそらく、読書をしても内容をすぐ忘れるから読書をする意味を忘れかけてるのだろうという自分なりの結論に達し、
①本を読むことの重要性を再認識すること
②読んだ本の感想等をまとめること
を自身に課すこととした。

つまり、①を再認識するために今回この本を手に取ったのであり、②を達成するために現在利用したことのないnoteに手を伸ばしたのである。
記念すべき1回目は『知的社会人1年目の本の読み方』について記していきたい。

★THEダイナミック要約(章ごとに)
1.本を読むことが目的になったらダメだよ!知識を得ることを目的にしなさいな!
2.本の選び方、真に正しい知識の得方を教えます!(この辺は興味なかったので要約スキップ)
3.知識を得るためにはゆっくりと精読しなさいな!わからないことは飛ばしちゃダメよ!
4.本質を捉えて、常に疑問を持って本を読んでみなさいな!
5.いろんなことに好奇心な探求心を持ちなさい。好奇心を深めるためには更に読書をすることが重要ですよ!
6.感想とか要約とかまとめてみ~
7.おすすめの本紹介しまっせ(興味なかったので要約スキップ)

★ザックリ感想
なんというか、思った通りのことが書いてある本でした。知識を深めるために本を読むのだ。その知識を忘れないようにメモをとることや得た知識に関連する知識を他の読書等を通して深堀すること等で、得た知識を身体化させるのだ。てなことが書いてあった。
著者は山口氏。文献学という謎の学問の研究をしていらっしゃる方。本当にすごいことを研究するね...。文献学ってなんぞや。山口氏曰く「疑問をもったら調べる」ことが重要なんだけど、文献学は気が向いたら調べてみます。この時点で好奇心ないことが浮き彫りになってしまう私の情けなさたるや...。

いくつか興味深い…というか、なるほどと思わされたこともありました。
例えば、本を読むことはそれ即ち著者の考えを聞いて知ることと同じだということ。著者の講演会に赴き、その人の考えを知るには時間や金がかかる。だが読書は講演会ほどの時間はかからない上に金もかからないとのこと。つまり、特定の人間の考えを知る手段として読書は究極な手段なのだ。うん、たしかに。
他には、自分のレベルにあった知識を得るための読書をしようということ。例えばローマ史についての知識が皆無な私が突然『ローマ史の裏側にせまる!』なんた本を読むのはおかしい。ローマ史についての初期知識を深めるためには面白おかしくローマ史を描いたマンガでもいいのだ!(これは自己解釈かも笑)。初期知識から始めて、更なる興味を引けばレベルの高い本に進んでいけばいい。ふーん、たしかにねえ。

まあともかくも、知識を得るために本を読むことが重要。知識を蓄えた向こう側に何があるのか。そう、知的社会人の第一歩目があるのです。
なんだそりゃ。結局、読書を通して知識を得た先に、さらに得られるものがわからない。私は損得勘定で考えすぎ?目的主義すぎ?

う~ん。
でもこの本のおかげで、今後noteにまとめていこうという思いは確固たるものとなったのでした(継続できればいいね)。