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成せばなる。成さねばならぬ。何事も。

ついに最後の試合だ。
明日で2021年3月から始まったシーズンが終わる。長いシーズンだった。
自分の生きてきたこの18年間で1番大きな年でありさまざまなことに取り組み、さまざまなことを肌で感じた、本当に充実したシーズンだった。約10ヶ月前、自分が思い描いていた自分には慣れているだろうか。また高校に進学したときに思い描いてた未来を掴めているだろうか。答えは半分イエスで半分ノーだ。今日までに立てていた目標はあと一歩のところで逃し続けた。しかし、夢への距離、自分の現在地は心に刻まれた。そしてその距離は本当に手を伸ばし続ければ届くところぐらいである。

あと一歩で逃し続ける。それは自分の弱さだ。今年何回も経験した。寸前になると自分は舞い上がってしまい、結果が出ない。それがチームにも伝染しているのだろう。チームとしても個人としてもあと一歩のところまでで止まってしまう。いいとこどまりの選手だ。自分はそんなとき、他者にすがってどうしても受け身になってしまっていた。何も成し遂げていないのに何か成し遂げた気持ちになっていた。また言い訳として、自分の本質や根本に目を向けず、行なったことやものにたいしてベクトルを向けていた。今日までのシーズン、全ていいところで足踏み状態だ。しかしシーズンはまだ終わらない。明日という長く、大きな1日が残っている。これはチャンスだ。

いいとこどまりの今シーズンだったが、唯一まだ達成可能である目標が残っている。それは自分が1番掴みたかったものであり、そのために1年間たくさんのものを犠牲にしてやってきたものである。前回目標を達成できず、寸前でのがしたときの自分のマインドとは全く違うマインドが今ここにある。やることが明確になっていて、視界がクリアだ。ベクトルも自分に向いている。なぜだろう。自分の1年間やってきたことに後悔がないからだ。浮き沈みがある中、とてもきつい、厳しい1年間だったが、充実していた。細かい目で見たらいくらでも修正すべきところは見つかる。ただ長い目でみたとき今シーズンは自分の中でやってきたことは間違ってないと思う。しかもそれを明日証明できる舞台がある。成功も失敗も大きな問題でない。失敗しても成功してもどっちみち自分なのだ。自分次第だ。掴みに行くしかないと心から思える。結果として負けたからと言って何か失うわけでもない。今自分はチャレンジャーで掴みにいく立場なのだから、元の位置にもどるだけだ。前と今と何ら変わらない。勝ったとして何か大きなものが手に入るわけではない。ただのエゴだ。また次の目標が明確になる。しかし、勝敗がある以上は勝ってその先の景色を見たい。なりたいものになれるものは本当になろうとしたものだけなのだから。今の自分、明日の自分ができることはなりたいものに本気で心からなろうとすることだ。他人じゃなく自分にベクトルを向ける。自分のしたことは自分に返ってくる。自分の思ったことを行動につなげる。本当に欲しいものを、必要なものを自分で取りに行く。掴みに行く。その準備をする。明日で終わりだ。今までの集大成を全力で出しに行く。それが自分のできることである。

現状に満足するな。現状維持は衰退だ。
生きるのも勉強。一流こそ謙虚。等身大なサイズ感で自分のやるべきことを全うする。一つ一つ積み重ねた先になるべくしてなるものがある。
目標なんてただの飾りだ。自分の現在地を知るためだけにある。
成せばなる。なさねばならぬ。何事も。

心配すんな。全部うまくいく。俺はできる。俺はやる。

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