見出し画像

【7/25登壇】デンマークの教育から学ぶ。日本の若者が、今すべきこと、、、で何を話そうかと考えていたら、昔の旅を思い出してうれスクなってきた。くっくっく!

TABIPPOのイベントに呼んでいただきました。

2021/7/25(日) 19:30-21:00
デンマークの教育から学ぶ   日本の若者が、今すべきこと

---案内文---
「コロナ禍で、留学を断念された方は少なくないかと思います。「海外」というワードが遠く感じてしまうようになったこのご時世、気楽に海外旅行や海外留学ができるのはいつになるのでしょうか。

高校生の息子を持ちながら、コロナ禍にも関わらずデンマークのフォルケホイスコーレに留学をしていたパワフルお母さん、有澤さん。

有澤さんは、この留学経験を活かし、現在は会社を設立。中高生向けに活動を行われています。もともと大企業に20年以上勤めていた彼女が、旅や留学を通してどのように変化し、何を感じてきたか、様々な角度からお話を伺っていきます!」
--------

子どもの頃から旅が好きで、弟の自転車(こっちの方がカッコ良かったから!)に乗って、フラフラと走り回っていました。それも旅。自転車で知らない土地に行くのはドキドキするものでした。気のあう友達が少なかったからかもしれません。小中学生がどこかに行くのに、事前に親に許可を得ている友達が多かったのですが、我が家は両親共働きで忙しかったこともあり、「●●に行ってくるね」と共有するのみ。そんな環境が自由な発想・行動のできる人生を作ってくれたのかもしれません。小学校卒業時(45年前!)に米国視察ツアーに申し込んでいたのですが、お金も払った後、いとこのお兄ちゃんが「英語が話せないとあまり得られるものがない」と言っていたと聞き、彼が高校生で英語が話せたので、「高校生になったら誰でも英語が話せるようになる」と思い込み、いったんその旅行をキャンセルしたことが、今でも大きな心の傷になっています。(もちろん、高校生になっても英語は話せなかった!毎日ラジオ英会話は聞いていたのだが、、、)

さて、「日本を見てから海外を見よう!」と学生時代より日本国内を旅行していたのですが、日本は素晴らしく良い国で、日本の旅には終わりがないことがわかり、23歳で初めてロンドン・パリ・ローマのJTBツアーに参加しました。最初からオーバーブッキングで、ツアー参加者の半分が成田に一泊することに。。。運悪く、成田のホテル一泊組になったのですが、今思えば、どうやって二つに分けたのか、確認をすべきだったなあ、、、

この後はほぼ自由旅行で、ひとり、あるいは友人や家族との国内外の旅行をしました。20代後半からはほぼ一人旅。だって、当時は友達のほとんどが結婚してしまったし、男女の友達関係の旅行というものは考えられなかったから!夫婦、家族、息子との旅、海外出張、そして一人旅、、、今はコロナで旅にも出られない。この状況は誰しも一緒ですね。たくさんの海外在住だった日本人が日本に戻っていたり、日本に戻れなくて現地に足止めされていたり、と人それぞれの状況で「いつかできる旅」に思いを馳せているとことでしょう、私同様に!

私の旅好きは両親譲り。二人とも旅が好きでした。富山の田舎に住んでいたのですが、彼らの周りの人で海外旅行に行く人はほとんどいなかったのですが、我が両親は何年かに一回は海外旅行、毎年国内旅行やドライブ・近隣県のお祭りなど活発に動いていましたね。やはり親の影響というのもあるのかな、と今頃思いました。そして、我が息子も、いつも私に連れ回されていた関係か、彼も日本国内外を自由に行き来しています。まあ、どこかで元気に生きているのであればそれで良いでしょう。私も若いうちにそんな生活がしたかったな、と思うので、自分の考えで行動を決められる人生を送ってくれたら、と思っています。

当日話すことをここで書いてしまうとネタバレで面白くないので、書きませんが、このタイトルに沿って考えたときに、「日本で言われる多様性と、デンマークや欧米で言われる多様性は意味が違うんじゃないかな?」ということです。「そこにいないと分からないこと」を日本ではテキストや記事、授業でわかろう・わからせようとするのですが、「分かったようでいて、実はわかっていない」ものになっていると、今回のデンマーク留学では強く思いました。本当に毎日がびっくり。これは、自分の思い込みが「そうではなかった、想像と違っていた」を体験しただけで、デンマークがすごい、というよりは、「自分が知らなすぎた。表面しか見ていなかった」ということに過ぎないんじゃないかな、と感じるようになってきました。

国連が毎年発表する国民の幸福度調査(World Happiness Report 2021)では、デンマークは2位。日本は56位。さてアメリカ合衆国はどうかな?(と、3国を並べて、授業をするときにクイズにします!)

画像1

画像2

56位の日本は、ニカラグアとアルゼンチンに挟まれていて、私は両国ともまだ訪問していないので、どんな比較もできないのですが、54位のタイ王国は大好きで、何十回と行っているので、タイと一緒くらいなんだ!、と思いながら、「国力と国民のシアワセはちょっと別なんだろな」と思ったり。

さて、これまで行った国でどこが一番好きかと言われたら、これは旅行だからだとは思いますが、断然モルジブ共和国ですね。ダイビングとボーッとするのが好きなので、コロナが開けたら一番に行きたいのはモルジブだな。

デンマークの留学で外国人の友達がたくさんできたこともあり、さらにいろんな国に行きたくなりました。以前、「単なる観光旅行には意味がない。視察とか、友を訪ねるとか、目的がないとね」と誰かに言われ、観光旅行を控えていたこともあったのですが、それもおかしな話で、旅の目的は自分で決めて良いのですよね。つい、自分に影響力のある誰かに言われると鵜呑みにしてしまうのは直さないといけないし、そんな日本人も少なくないと思ったり。今では、やっぱり観光旅行が大好き!に戻ることもできました。

徒然なるままに書いてみました。今の自分があるのは、旅好きがbaseにあるからだと、今確信が持てました。振り返れて良かった!

新しい何かを発見するために、早くどこかに行きたいな!前澤さんの宇宙旅行もエントリーしたのですが、きっと行けないだろうな。自力でいけるようがんばろう。

ちょっと昔話。スイスのトゥーン湖 Thunersee で遊覧船に乗っていた際に、日本好きのスイス人のおばあちゃまにお会いしました。旦那様も日本好きで、その当時はすでになくなっていて、昔よく二人で日本にビジネスに行ったという話を懐かしそうにしてくれました。(英語で!) 彼女は船の上で写生をしていらっしゃいました。バックパッカーだった当時、「私の生まれ故郷のベルン Bernはとても美しいところだから、ぜひ行って街を見て欲しい」と言われて現地通貨で約2000円を手渡されました。もらってしまったし、行きたくなったし、どうせ宿は予約していないし、、、予定を変更して、Bernの美しさを堪能しました。思い出したら楽しくなってきた!! また行きたいな!

フロリダで横断歩道を渡ろうとしたとき、小さなアメリカ人のお婆さんが、「歩くのが遅いから、道を渡るまで手を引いて」と言われて、お手伝いをしました。すると、渡り終えた後、5ドル?10ドル?(覚えていない!)のお小遣い?をくださいました。当時私と女友達は26歳。たったそれだけのお手伝いで、お金をいただいて良いものか、と驚きました。結局それでデニーズでアイスクリームをいただきました!当時、デニーズは日本にもあまりなかったので、それも嬉しかった。(アメリカ本場のデニーズに入るだけで喜ぶ日本人女子たち!)

しかしよく、どこかでお金をもらう若者だった、のでしょうかね?そんな経験はありますか?

最後に教育について。教育という言葉は、日本では小学生から大学生までを指しますが、デンマークでは全国民に教育の義務と権利があります。つまり、大人も学んで良いし、学ばないといけないという背景があります。欧州のギャップイヤーシステムしかり、長い休みで大人も旅に出たりゆっくりしたりという生き方を、日本はもっと学ぶ必要がありますね。これまでの会社員生活で、「与えられた環境で最高に楽しむ」という生き方をしてきた人は多いと思いますが、これからは、自分に合った環境は自分で作る、という社会になるのではないかと思います。

そんな話もこのイベントでできたらいいな、と思っています。

ぜひお越しくださいませ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?