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子どもに教えてもらうこと

「ボーリングやろうよ♪」

自室でパソコンに向かっている私に、次男が声をかけてきた。

次男は、夏休み中に地域の子ども会で毎年開かれていたボーリング大会に参加できる日を楽しみにしていた。
しかし、小学生になった昨年、例のコロナ騒ぎで夏休みのイベントはすべてキャンセルになってしまった。
2年生になった今年こそはと楽しみにしていたら、緊急事態宣言のため、またもやイベントはキャンセル。

家族でいこうかとも思ったが、緊急事態宣言中にわざわざ連れていくのもどうかと思い、落ち着くのを待っているところだった。

「ボーリング???」と思っていたら、トイレットペーパーの芯10本とゴルフボールを持ってきた。
(我が家は、トイレットペーパーの芯を捨てずに貯めておいてまとめて捨てる習性がある(笑))

なるほど。これでボーリングをするということらしい。

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トイレットペーパーの芯を並べ、ゴルフボールで倒す。こんな単純なものだけれど、意外にも楽しくて、家族で盛り上がった。

うちの子ども達は二人ともインドア派。
出かけるのより家が良いそうだ。
それをつまらないと、大人の私たち夫婦は思っていたけれど、こんな風に何気ないものを家で楽しめる彼らは、私たちよりもずっと幸せな感性の持ち主なのかもしれない。

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