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守破離(しゅはり)

守破離(しゅはり)って聞いたことありますか?

守破離

「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。

「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。

「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

人生の守破離

人生においても、守破離は大切な考え方だなぁと感じています。

土台となる基本の『守』はいちばん時間もかかるし大切なことです。
私は相田みつをさんが好きなので、書道で理解するのがわかりやすいのですが、相田みつをさんのあの独特な文字は、いきなりあの文字が生まれたわけではないんですよね。
すごく味があって、書いている言葉の意味が更に心に響くのはあの文字のお陰でもあるなぁと感じます。
でも、相田みつをさんも、基本となる『守』が表すように、丁寧に整った素晴らしい文字を書かれるんですよね。
そして、いろんな学びを経て『守』の型を破り、自分に合うものを探していく。『破』。
最後には、全てから離れて、自分独自の書を確立させていかれ、あの文字を見ただけで相田みつをさんの作品だと一目でわかる✨✨✨

この守破離を一貫してできている人は私も含めて、かなり少ないのではないかと感じます。

いきなり『破』や『離』から始めても何の軸もなくすぐに崩れてしまいます。
いちばん大切なのは『守』なんですよね。
時間をかけてじっくりじっくり、ゆっくりゆっくり、自分の中に染み込ませていく段階。
だからこそ、この『守』選びこそめちゃくちゃ大事なんじゃないかなと感じます。

環境選びと守破離

日本の教育でいうと『学校』という環境に当たり前のように身を置くのが常になっています。
文字を覚えたり、数字を学んだり、知識を教えてくれる学校はありがたい存在です。
でも、ただ文字や数字を学ぶだけの場ではない。ベースに人としての在り方を叩き込まれます。
もちろんそうやって学んできた親世代の私たちさえ同じような感覚を持っていると言ってもいい。
そうなると、人としてのベースに学校で教え込まれる在り方が入るわけです。
例えば
みんな友達だからみんなな仲良く。
多数決で決まったことがいちばん正しいような感覚。
何かにつけて点数がつけられる。
みんなと合わせる。など。

学校にいる間は、自分の考えよりも決まったことに従うのが基本で、社会に出た途端に、基本的には大きな枠組みの中からははみ出さず、でも自分で考えて自分でやることを求められる。

ここで言うところの『守』はどんな型や教えなのか。
いちばん大切なのは、自分という存在そのもので、何かしたから凄いとか、100点を目指すとか、そこに軸があると、必ず折れてしまう。

後付けの条件付けの自信は初めには必要ないと私は思う。

せめて、いちばん身近な家や自分の手の届く範囲から、何者にもならない、たったひとりのかけがえのない自分を、ただ居るだけ存在するだけで素晴らしいことを心の底から染み込むほどに届けていきたい。

本当にここが腹落ちできてこそ、目の前の相手も、同じように唯一無二の素晴らしい存在であることがわかるのだと思う。

※↓まだ続きます

8月の虹

相手目線からはじまった『守』ではなくて、相手の目をどこか気にしながら生きるような『守』ではなくて、
己の内側を知り自分の心を満たすことをいちばんに大切にできて、そこを磨いていけるところが『守』である環境を選びたい。

そして、やっと時間をかけて『破』が本当の意味で自己成長を促してくれるものになるのだと思う。そこには、相手目線があってもいいし、スイも甘いも想像もつかないような別の視点をたくさん吸収して、いろんな考えの引き出しを増やす。そして自分に必要なものを選んでいく。

『守』がしっかり根付いていたら、直感や違和感が必ず道標となってくれる。

そして最後に『離』。
軸を持ちながら、多方面からの視点を学んだことによって、自分の視座が広がる。だからこそ、自分だけの新しい生き方を見つけ出す事ができる✨

守破離に想う

いつでも問い続けたい。
自分は今、どの段階にいるのか。
そして、その場はなりたい自分を成長させてくれるものになっているのか。
離まで行けた時には、そこで止まることなく、守破離を行き来しながら更に磨き続けられる自分でいられるのか。

その道を歩いていくのは自分しかいないから。

いつでも、自分と向き合いながら、大切にしながら、感謝しながら、
最期の時まで自分と共に歩いていこう✨✨✨

今日は『守破離』という言葉から、改めて自分自身を振り返ってみました。

守破離を経過する段階もかなり葛藤があり悩む事があると思うけれど、いつでも基本に帰ることを忘れずにいたい。そう改めて感じました。

最後までお読みいただきありがとうございます😊🙏🌈✨✨✨

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