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【モーニングエッセイ04ただの何者でもないあなたへ】憑物が落ちてツキ上がる。前編。

朝のじかんに、浮かんだこと書くというルーティンを始めようと思いつきました。書く時間はまちまちでも、その中身は朝のじかんに決めていきたいと考えています。

流れでここへたどり着いたあなたへ、通勤のじかん、帰宅のじかん、通学のじかん、家事のじかん、休暇のじかん、1日の終わりの寝る前に…など、いろんな時空を超えて何かの灯火になるようなことを書きたいと希望します。

あなたは何者なんだろう?肩書きはいろいろあると思います。代名詞も。

それらは、しっくり馴染んでますか?お気に入りですか?

わたしは、わたしってほんとうは何者なんだろう?と考え続けてます。どんな答えが導き出されても、、、しっくりこないから。

名前さえしっくりきていません。付けられて50年近く経つのに。

あなたはどうですか?

そんなわたしが考えてる最近のことを書きます。

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11月になって、なんかサッパリしたなあと日に日に楽になってきた。

今年の春に両親共に入院したのをきっかけに、ほんとうにバタバタしてて、気持ちも落ち着かない日々。落ち着いてきたなあと思うとまた別の問題が勃発し…主に母の激情に翻弄されていたんだなと、つい先日ハタと気づいた。

そしてそれに気付いてからというもの、問題とされていたことが一件落着したのだ。

激情母の劇場…。

母は主に自分こそが、正義。という主義で自分を曲げず、子供や周りを支配してコントロールする。

という気質が強かった。しかし、これはどんな母親にも(父親も)あるものだと思うし、そういう部分があるからこそ子を守り育てられるのだとも思う。わたしは子供がいない人生なので、あくまで推測だけど。

しかし子供(一人娘)の自分の立場としては、そのコントロールの支配下から出たかったので反発してわがままを通し親不孝で上京。なんとか真面目な優しくて出来た伴侶を見つけた後は干渉もなくなったけど、その矛先は(出来の悪い子ほど可愛い的な長男の)実家で同居してる独身の兄に集中した。

仕事はしているけど実家では自室に篭り会話もない…そしてその自室も汚くて気になって仕方ない!(怒)

そんなふうに、帰省する度に兄への愚痴を母から聞いていた。

そんな愚痴を聴いていたのもあって、この20年くらいずーっと最近までわたしの中でも、しょうもない兄貴のままだった。

実家に同居してるのに年老いた両親の手伝いもせず、親が何か頼めば怒り、いい年なのに中ニか?という印象だった。

しかし、

これまでのようには動けなくなってきた母の手伝いなどをするために何日も過ごしていると、そんな兄の様子が変わって見えてきた。

母が直接何かを頼むとたしかにつっけんどんな返事しか返さないけど、

見ていると、それは明らかに母の頼み方のせいだった。

◇まず、言い方がキツい。

◇自分の都合しか言わない。

◇頼む相手に対しての敬意がない。←これがいちばんマズイ。

普通は言わなくても親の手伝いくらいするだろう、という期待通りにいかないという感情のままに最初から怒って頼めば、その言い方やタイミングや態度全てでそれは相手に伝わってしまうと思う。

そんなふうに信頼されてない相手から、ただ要望や言い分を投げつけられても、そりゃあ、打ち返したくなるよね。

あー、そうだった、わたしが実家にいる時もお母さんこんな感じだったなあと久しぶりにその時のモヤモヤや腹立ちをリアルに思い出したのだ。

ある日、買い出しに一緒の車で兄と向かったときにこう投げかけてみた。わたしもちゃんと話すのはほんとに久しぶりだったので内心ドキドキした笑。

「お兄ちゃんさ、お母さん言い方きついし、自分の思う通りにしたい人だから反発したくなるんでしょ?別に大人なんだしほっといてもいろいろ出来るのにね。」

そしたら、ばーっと、吐き出すように、母に対する怒りを言葉にして話してきたのだった。

これまで誰にも共有できなかった感情を吐き出せたのが故か、その直後から少なくともわたしに対しての態度は明らかに変わった。

母の頼みごとも、わたしが伝えるようにすれば反発もせず、きちんとやってくれるようになったし、

いや…それまでも反発したり態度は悪かったかもしれないけど兄なりに手伝ってきたのも、その後わかったし高齢の父親のことも実は見てて、最近視力もだいぶ悪くなってることだとか教えてくれた。

お兄ちゃん、ごめん。

過去の兄の問題行動…それも何十年も前のネガティブな印象をそのまま留め、あいつはしょうもない息子だ!と怒る母の愚痴を聞き続けていたら、わたしもそんなふうに思えてきて、ずっと誤解したままだった。

母は出来の悪い、結婚もできないダメな息子としてそうやって暗にコントロールすることで、

兄もその【出来の悪い息子役】を演じてしまってたんだね。

だって、兄がほんとに母が口先で望むいい子になったら、とっくに独立して実家も出て結婚して奥さんのために同居なんかせずいただろうから。

結局、兄こそ真の親孝行な息子だったんだ。

それを想うと、いちばん兄弟では実はデリケートな兄がその役割を請け負ってしまったのもわかる気がした。母の想念に包まれて生きてきた訳だから。

現に母の病気が進行して、これまで発してたような激情が起こりにくくなってきてからの兄はますます前より話すようになったし、手伝いも積極的になった。

その様子は、長男としての誇りを自分自身の手で取り戻すかのように見える。

兄の憑物が落ちてツキが上がることを願っている。

母の想念にシンクロして長年一緒になって兄を責めてしまった出来の悪い妹からのせめてもの償いとして。

お兄ちゃん、ごめんなさい。そしてほんとうにありがとうございます。

これからの人生きっと明るくいいことあるよ!

(明日の後編に続く)

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