ゼロ年代における新自由主義の行方を描いていた『クロスゲーム』(後編)| 碇本学
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉──あだち充と戦後日本の青春」。
あだち充の現状最後の少年誌連載作品である『クロスゲーム』読み解きの完結編です。浅野いにおの『ソラニン』とも同時期の連載だった本作の底に垣間見える、2000年代前半の新自由主義的な時代性を捉え直す視点について検証します。(前編はこちら)
碇本学 ユートピアの終焉──あだち充と戦後日本社会の青春
第20回③ ゼロ年代における新自由主義の行方を描いて