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どうも、湧上アシャです。レモネード、いかがだったでしょうか。これは第二回宮古島文学賞のた…
「で、マネージャーさん? 宮古島出身人気モデルさんはまだこないの?」 「もう予定より十五…
るねが教室にはいると、遠巻きに観察する視線を感じた。視線の先にいたのは、美里だ。つくえに…
連絡が来る前に、るねはアシュレイがきたのがわかった。静かな島だ。自分の部屋の外に、あの…
スランプ。るねははじめてそれを味わっていた。パーティから帰ってきて、満足いく写真が撮れな…
秋、と言っても沖縄ではまだ夏みたいなものだ。るねはアシュレイの運転で学校から帰るとポスト…
次の日。曇りで湿気が満ち、汗ばんだ制服が張りついて気持ち悪い。プールがあればいいのに。るねは思った。今日も美里は無視されている。今日もるねはなんの感情も抱かない。 終業のチャイム。折り畳み傘を出したが、雨は降っていない。カバンにそれをしまって、るねは校門を出る。すると、見たことのある顔。 「アシュレイ!」 ホンダのカブに座って、フルフェイスのメットをかぶっているが、その金髪と青い目は隠せなかった。ぽん、と宙をヘルメットが舞う。 「乗れ」 ――! 校門前、遠巻きに好奇の
「ただいまー。お母さん、イモ、置いとくよー」 るねの家はてんぷら屋をやっている。魚、イ…
仲本美里は、いじめられていた。それを見ても、伊志嶺るねは動かなかった。最初は明らかな<…