療育の裏事情 その1

近年、『療育』という言葉が認知されつつある。
数年前は、「りょう・・いく?」って聞き返されることが多かった。
現在は、自閉症やADHDなどの発達障害があるお子さんに対する
専門的な関わり方を、『療育』と呼んでいることが多い。

就学前の子どもに『療育』が行われている場は、
主に行政であり、それ以外は民間企業が提供している。

私は、幾つかの行政で療育に携わってきて思うのは、
『行政によって療育の質に差がありすぎる!!!』である。

行政によって差ができてしまうのは、
『発達障害支援』に力を入れているかどうか、
また、『療育』の枠組みを設定する公務員が『療育』を知らないため、
近隣の行政の仕組みをそのまま取り入れたり、
場所や費用を考慮せざる得ない背景もある。

そして、もっとも大きな差が出てしまう要因は、
療育を行うスタッフの違いである。
臨床心理士、臨床発達心理士、保育士、民間企業は元教員なども含まれる。
保持している資格によって、『発達障害』や『療育』などの専門知識が
異なるため、『療育』の内容や質に大きな差がでてしまうのだ。
では、どうすれば、質の良い療育を受けることができるのか?
次回、引き続きお伝えしていきます!


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