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海外赴任初期に感じたこと
10月からアメリカ(アトランタ)赴任になりました。とりあえず自分が将来振り返るための日記として書いておきます。かなりだらだら書きますが、今のところ結構ネガティブです。なので、同じ思いをしている人に届け!
そもそもなぜ海外赴任
もともと海外赴任は希望していました。親がつけた名前のせいか、小学生でアメリカに家族旅行してすげーって思ったのか、両親が1年アメリカに留学で住んでいたお話を聞いて、なんとなく憧れがあったのか、多少意識していた節はあります。後、英語のコンプレックスが謎にありました。英語ができない自分を克服したい、そういった思いが根底にあったんだと思います。
就活の時は海外勤務を希望していましたが、「海外に一人で赴任すると、家族の顔が見れなくてつらいぞ」と他社のリクルーターに言われ、それもそうだな、と思いつつその希望の会社は落ちたので、国内が主な会社へ入社。ただ、その会社でも海外に行けるチャンスはあると知っていたのでちょこちょこ「海外赴任したい」とは上司に伝えていたり、「でもやっぱり嫌だな」、と思ったりと8年間揺れ動いていました。が、結婚したし、家族帯同ならありだなと思ったりしていた矢先、「海外赴任どうだ」と言われ承諾。そこからとんとん拍子で決まり、いろいろな手続きを経て赴任、となりました。この記事はアパートが決まるまでのホテル滞在中に書いています。
日本→飛行機→アトランタ
空港に母、妻、義父が来てくれました。正直泣きそうになりました。ビデオ通話により家族を身近に感じられるとはいえ、その存在を身近に感じれなくなることの喪失感みたいなものを感じ、かなり凹みました。(妻は3か月後に帯同する予定ですが)ただ泣きそうになるのを我慢して入国手続き。自動化されており日本人はパスポートを機械にスキャンさせるだけで完了です。こんなにあっさり終わるとは思わなかった。
赴任時と帰任時はビジネスクラスが用意されているため、ラウンジで過ごします。ただ普通に凹んでいるので、あんまり楽しめず、ちょこちょこ食べ物をつまみつつシャワーを浴びて機内へ。
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ビジネスクラス、初めてですが、足伸ばせるのすげーとか、救命ジャケットの場所がわからないのでどこか聞いたら(英語)全然伝わらず、英語やべーぞと不安になりつつも、まあ1日で英語がうまくなる訳ないと、見れていなかった「推しの子」全部見たりして過ごしました。
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食事はビジネスだけあって、おいしかったです。機内ではやることがないので、ご飯くらいしか楽しみがないので、ご飯が満喫できてよかったです。ちょっと寝ている間にもう1食あったっぽいのでコンプリートできなかったのが残念。
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機内ではアメリカでの時差を考慮して寝すぎないようにしました。ビジネスクラスだとマジで横になって寝れるこの快適さは自費では経験できない分よかったですが、いかんせん一人なので楽しさを共有できない寂しさはありました。そしてアトランタ到着。上司がUberで迎えに来てくれました。日本の利権にまみれたタクシーとは異なり、Uberでちゃんとビジネスが回る国だなぁとか思いつつ、テスラ車でホテルにチェックイン。上司と飯を食べて就寝。
オリエンテーション
翌日から、各種オリエンテーションや手続き関係です。日系の会社のため、日本人も多く、日本人スタッフによる日本語のオリエンテーションだったり、現地米国人のオリエンテーションもあり、さっそく英語を使うことになります。想像よりは英語での応答が出てきますが、リスニングは半分以上わからず。昼や夜は日本人スタッフとご飯へ。米国人は家族を大事にするんだろうなとか思いつつ、がっつり日本語でご飯を満喫していました。SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)の取得では、これまた日本人スタッフと一緒にSSNのオフィスへ。社会福祉に関係しているのか、社会福祉対象の人?が多めで、これがアメリカの陰の部分か・・・とか思いました。
1週間生きて気づいたこと
1週間ですが、いろいろ日本と比べて違う点があるので、その辺をメモしておきます。
トイレ
ウォシュレットは当然無し。覚悟していましたが実は結構気にしてた点で、やはりそうかと身をもって実感。ただ今のところオフィスとホテルだけですがトイレは綺麗でした。公共トイレは怖くてまだ入ってないです。あと便器が若干でかいのでズボンがトイレに擦りそうでちょっと気になる。小便器は日本人には高い・・・。
風呂とシャワー
ホテルはバスタブもないシャワーのみ。シャワーもホースがなく壁にシャワーヘッドがついてるだけです。お尻とか足の指どうやって洗うんだ??と疑問です。どうしてるのアメリカ人?後、備え付けのシャンプーの匂いがきつめ。
水道水
飲めるらしいですけど口に入れると明らかに変なにおい。土っぽい感じがします。とても萎えてしまい、ペットボトルの水で歯磨きなどすることに。
道路と車
道が広い。高速道路(無料)は広いところで片道6車線くらいあります。車社会が過ぎるぞ。日本車がやたら走っているのと、ピックアップトラックが多い。そんな荷物積むことあるか?でかい車は乗ってみたいけど買うのはしんどいな・・
郵便・紙サイズ
郵便は信用できないらしいです。日本人スタッフは、大事な郵便は保険を掛けるそう。また、紙の大きさが違う。A4の大きさではなく「Letter」だし、A3は「Ledger」。これは世界中でA4、A3に統一してくれ、とか思いました。
ジムとプール
筋肉信仰が強めなのか、ホテルにもアパートにもジムやプールがついていることが多いです。赴任してすぐで運動着や運動靴がないためまだ使っていませんが、使って鍛えねば。
アメリカンフード
ホテルの朝食に当然、お米はありません。パンがオートミールかワッフル。ワッフルは自分で焼くタイプでした。割りとメジャーらしいです。後はイモ、卵、ソーセージ!ソーセージは朝マックの味ですね。まじでアメリカの飯のバラエティーの少なさ。パンと卵とソーセージ、ケチャップ、ジャム、ピーナッツ、バター。ほぼこれだけでアメ食は構成されてんじゃねえの?とモヤモヤし、速攻で日本食が恋しくなりました。このラインナップで生きていたら、そりゃエルビスサンドイッチも生み出されるわけだ。
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日本食
過去、フランスに3か月だけ留学していた時、醤油とご飯(フランスでデザート米として売られているジャポニカ米)しか手に入らず、辛い思いをしました。出汁とか味噌が手に入らないのはこんなに辛いのか、と。
しかしアメリカは違いました。寿司は当然、居酒屋もあるし、アジアフードはかなり揃います。「ほんだし」も「みりん」も、味噌も、ネギも大根も手に入る。こんなにありがたいことはない。ということで滞在1週間経たぬ内にでチンするご飯、インスタント味噌汁、瀬戸風味(ふりかけ)、お茶漬けの元とかを買っちゃいました。
日本人のコメ離れ、とか言うけど、いざ食えないってなるとなんか遺伝子レベルで拒絶が起こるはずなので、多分食文化としてコメはちゃんと残るだろうな、とか思いながら食べる日本食はアメリカのケチャップとジャムの味とは比べ物にならないくらい美味しく、日本食が調達できるならと、ちょっと安心しました。
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最後に
正直、今のところ海外赴任を楽しめていません。食は圧倒的に日本が有利だし、いろいろなサービスも日本のほうが上だな、とか思います。でも衰退する日本で真綿で首を絞められるように徐々に苦しめられるのは嫌だし、海外で働ければ帰国後も生き残れるんじゃないかと、そういう思いです。(アメリカに永住するつもりは現時点では無し)もはや修行。慣れていない英語、聞き取れず、話せず、文化も受容できていないこの状況から、少しでも成長できるように頑張ります。チャーチにでも行こうかな。