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アメリカに住んでいるとクリスチャンになるととてもいいことが多い話

私はソフトウェアエンジニアで、アメリカに住んでクラウドの開発を行っている。私のようなソフトウェアエンジニアの人はこの手の話に興味が無い人が多いだろう。実際私も日本に住んでいる時はこの手の話に全く興味がなかったし、クリスチャンでもなかった。ではなぜ私がアメリカに来てからクリスチャンになって、それでとてもいいことがあることが多い理由をシェアしたいと思う。勧誘とかそういう話ではなくて、アメリカの文化を知るための記事なので気楽に読んでいただけたらと思います。

なぜクリスチャンになったのか?

私は日本に長年住んでいる時はキリスト教をはじめとした宗教に全く興味がなかった。葬式の時に自分の家が曹洞宗だということを知っている程度で別に信じているわけでもなかった。ところが、アメリカに移住することになったときに、キリスト教に興味を持ち始めた。理由は二つあって、長年アメリカとドイツに住んでいたおじさんが言っていたことに次のことがあった

聖書を全部読んだときに、やっとアメリカ人が理解できたと思った

もう一つの理由が、自分の同僚のアメリカ人がとにかくめちゃめちゃいい男だった。ハンサムで、家族を大切にして、仕事めっちゃ出来て、性格もめっちゃ良くて、なおかつスーパースポーツマン。もう非がないどころの騒ぎではない。そんな彼がかなり熱心なクリスチャンだったので、どうやったら彼みたいになれるのだろうという視点でとても興味があった。純粋な理由ではないけど、上記の2つの理由から私はキリスト教に興味を持った。

彼にはチャーチに連れて行ってもらったり、いろいろ教えてもらったりしていた。ちなみにアメリカのチャーチはこんな感じ。チャーチの存在自体は重視されない。だからイギリスとかにあるのを想像するとかなり違う。牧師さんは、普段着やし、音楽はバンド演奏。バックのスクリーンに聖書のチャプターが表示されてプレゼンしたりする。聖書に書いてあることが重要なのであり、チャーチが豪華とかはどうでも良い。ちなみにこのチャーチは高校の講堂だ。

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アメリカに住むということ

アメリカに住むことは、英語の問題だけではなく、本当にいろいろ予想すらできない出来事がゴロゴロ発生する。下記のブログで書いたように意味不明のことが沢山発生して、そういうことが日常茶飯事になる。

日本に居る時は、人生に予想できないほどのことはほぼほぼ起こらなかった。ところが、アメリカに来ると言語面ですら大変だし、自分の人生で最大のチャレンジをしていて、明日生き残れるかもわからない。そんな状況化にいると、ふと「あぁ、俺にはジーザスが必要やな」と思うようになった。つまり、自分の力では及ばない部分が大きいので、そこについては自分の力ではどうしようもない。この国でキリスト教が深く文化に浸透しているのも自分が実感して整合性を感じたのだ。だからこの国に居たらキリスト教を信じるのはとても Make Sense 感がある。

アメリカの人が自信があるように見えること

クリスチャンのアメリカの人と話していると、自分を卑下したりする人に出会ったことが無い。これは今なら理由がわかる。聖書の考え方では、私たちは、Godの作ったものであり、今生きている生活や起こっていることは、すべてGodの計画によるものであると考える。重要なことは、イエスが存在し、私たちの為に罪を背負って死んで、復活したこと。このことを信じることが最も重要なことであり、ぶっちゃけると、善人であるか、悪人であるかは関係が無い。自分が出来るかとか、自分の能力と、自分の価値は全然関係ない。

 だから、自分はGodに作られて、彼の計画した通りに生きているので、自分を卑下するとしたら、Godの作った計画を卑下することになる。自分の友達は、「Godにアウトソースしているようなものだ」と言っていた。この考え方は自分の現在の状況に非常にマッチしている。昔の自分は「自分はなんてダメなんだ、もっと頑張らないと!」と常に思っていた。でも今は違う。「自分はGodの作品であり、彼の考えたプランを生きているので、今うまくいっているとか、そういうことは関係ない。彼のプランを知って自分が精いっぱい頑張る。それだけ」と考えるようになった。そう考えると、相当に気分が楽になって、失敗とかしても、「Godのプランによるものなので、これから何を学べばいいだろう?」と考えるようになったので落ち込まなくなったし、それで自信を失うこともなくなった。だって自分やなくて、Godが計画したものだから、悪いはずがない。

コミュニティとしてのチャーチ

聖書を読んで理解するのは思いのほか楽しいし、毎週日曜にチャーチに行くのもとても良い経験だ。アメリカで働いていても、仕事だけしていたら、あまりアメリカの本当の文化に触れることはあまりない。職場もアメリカ人の人は思ったより少ないことにびっくりするかもしれない。むしろインド人の人の方がずっと多く感じる。だから、よっぽどアクティブな人でない限り、本当のアメリカの文化に触れるのは難しく感じる。

 チャーチは宗教的な場だけではなく、アメリカではコミュニティの役割も果たしているように感じる。チャーチに行くと、普段仕事で全く関係ない人とも交流が出来るし、日本人だけで集まっているときには決して作れない友達が出来たり、自分の場合はバンドや音楽演奏が趣味だが、そういった演奏機会もチャーチに行くことによってできつつある。クリスチャンになって一緒に聖書を学んでいると本当にみんなよくしてくれる。先に挙げた友人も本当によくしてくれていて、彼の家にも頻繁に招いてくれて、いろんなアメリカの本当の姿をよくも悪くもディスカッションしたり、子供と一緒に遊んだり、スポーツしたり、いろんなアメリカのイベントに参加したり、本当に楽しいことばかりだ。

文化を理解するのを加速する

アメリカで働くことは、単に英語の問題ではなく文化を理解することでもある。なぜ、アメリカの人や、アメリカのカルチャーの会社がこういうディシジョンをするのか?ということに関しては、おじさんの言う通り、聖書を学べば学ぶほど Make Sense な気がする。それぐらい、アメリカのカルチャーに深く浸透しているのだと思う。アメリカの人とかチャリティとか寄付とか日本人からしたらすごく好きな感じがするが、ああいったものも、聖書を読むと、お金持ちの人は神の国に行くのは大変だとかいう節があったり、隣人にやさしくしなさい、まちに出て貧しい人を食事に招待しなさいといった場面が沢山でてくるが、そういうものが影響しているように感じる

おわりに

私はクリスチャンになって間もないし、勉強し始めたばかりなのでいろいろ誤解は多いのかもしれないが、一つ言えるのは、アメリカに住んでいると、ジーザスを信じてクリスチャンになって、いいことばかりだということだ。 みんなに信じてもらいたくてこのブログを書いたわけではなく、そういった文化的な視点での面白さや実体験をシェアしたいと思いました。


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