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タンカン無限大

島の南部に住んでいて、周りはミカン畑がたくさん。

タンカンの収穫期に入り、晴れたら「ちぎり方」をします。

「ちぎり方」とは、ハサミを使って収穫する意味の言葉です。

先日は、朝8時から夕方5時まで、3人で約1トン収穫しましたよ。

必死こいて←コレ汚い関西弁ですが、このイメージを想像して下さいね。

そら丸3日も続けたら身体が悲鳴あげます。

自分の背丈より高い脚立に乗り、ちぎったミカンを入れる袋を斜めに肩からかけます。脚立の掛け方で効率良くミカンが、ちぎれます。

肩から掛けている袋が満タンになったら、キャリーにこぼします。

満タンの袋の重さを計った事はないけど、5キロの米袋より重いのは確かです。

この後の作業は、選果、選別、箱詰め、出荷です。

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朝はダウン着る程に寒く、手がかじかむけれど、
am10時ぐらいから暑くなって、重ね着してる服を脱いで行きます。

そしてpm3時のお茶の時間が過ぎたら、また脱いだ服を着て行く、、、、、気温差がめちゃめちゃあるから美味しいタンカンが出来るそうです。

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ニイニイゼミの抜け殻を見つけたり、鳥の残した巣を見つけたり、頭の上を飛んでるミサゴや、チョウゲンボウを見たり、ズアカアオバトやカラスバトの鳴き声を聞いたりと、しんどいだけではなく、楽しみも沢山あって、
今年もまたタンカンちぎりが出来る事に感謝します。

さて今年は、昨年までのタンカンちぎりの時と違って、このタンカンが商売する材料になるので改めて不思議なご縁を感じます。

屋久島に移住した人が皆が皆 必ずしもミカンちぎりをする訳ではないし、私の場合はたまたま移住した最初の年から行っています。

長い月日の中で自分に起こった変化が面白すぎてニヤけて来ます。

タンカンちぎりをしながら、新たなる明日を考えたりしながらの毎日。

「VIVA」万歳!




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