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極めて近くて限りなく遠い

ジャパンブリュワーズカップ2023~2024の予選が今日終わりました。(時差投稿)

前回の予選とは違い
オープンサービスという
10分間の時間を与えられて、3杯のコーヒーを抽出しつつ
プレゼンテーションを行うっていう競技です。
豆も自分で選ぶっていうのがかなりキツいんです。
めっちゃ細かく言うと毎日コーヒーの味って変わるんです。
毎日味の変化を知ってる豆ならいいけど
大会に出場するバリスタってやっぱり凄いんですよ。
改めてレベルの差を感じました。

今回くじ引きで自分の出番は最後だったんだけど
自分の台本の読み直しとかより
出場者のプレゼン聞いてて面白いし
勉強になるってなったから
勝ちに行くというより
勉強しに行った感覚。

その時点で負けやったんやろうなぁ。

キャンセル待ちが出るほど出場するのが狭き門で
二年連続キャンセル待ちで出場出来た自分は幸せなのかもしれない。


会場に集合する時間は朝の8時15分。
関西在住の自分は前日から東京に前泊。
六本木のAPAホテルに泊まるって
凄く「上の下」って感じがしたけど
今までカプセルホテルばっかり泊まってたから
めちゃめちゃ快適でした。

快適といっても本番のための練習がほとんどだったけどね。横長のテーブルと鏡が大きいのが凄く助かりました。

深夜2時の味合わせ


都会のコンビニの店員さんは海外の方ばっかりなんやなぁ。どう見てもお店が機能して無かったのが凄く面白かった。


結果的には決勝にいけなかったけど
その結果に納得してるのが本当に悔しい。
あー悔しい。
1ヶ月本当に頑張ってほとんど寝てないのに
帰りの新幹線一睡もできなかった。
家着いてちょっとほろりと泣けてきた。

自分頑張ったって気持ちと
もっと出来る事いっぱいあったって気持ち。

頑張ったねって言いたいけど
もっと毎日頑張ってる人ばっかりでした。
とにかくはもっと頑張らなきゃいけないみたいです。
がむしゃらに頑張るというより
もっと明確に狙いを定めて頑張りたいなぁ。

吐くかと思った本番10分前

色んな事が解決しないまま生きていって
それなりに着地していって
どうしたらいいのか分からないままバーカンに立ってドリンクをサーブして。

最近思うのは
改めてコーヒーとか紅茶とかの飲料は
嗜好品に過ぎないという事。

嗜好品に拘れる人間ってある程度稼いでたり
色んな事を知ってたりだとか。
特に感じるのは
(中途半端なお金持ちの方が1番下品)
なのかなぁという事。

お店単位で考える事と個人の趣向は、かなり切り離さないとダメだなぁ。


転職してだいたい3ヶ月。
全部が全部正解だったのかと言われると
そうでは無いのかなぁと感じています。

でもでも
京都のよく行ってたコーヒー屋のバリスタ達だったり
友達だったり
色んな人が毎日お店に会いに来てくれて
本当に本当に気持ちがポカポカしてフワフワしています。

こんな自分に会いに来てくれるだけで愛しか無いし
絶対に愛で返したいから頑張れてるのかもなぁ。

もっともっともっと勉強して美味しいコーヒー出したいし
もっと居場所になれる人になりたい。
必要とされたいと言うわけでなく、
ふとした時に寄り添える人になりたいと言うのかなんと言うのか。
急に寒くなったと思ったら日中は暖かい。服装が難しい。

そんな季節の変わり目に「Timely」って曲を思い出しちゃう。

小さい箱が似合う(いい意味で)
5人のステージの圧迫感と楽器のテクが本当に今でも大好きな青春。
ライブが始まる前の
「今日も世田谷の猫がみゃーみゃーと泣いてます。」
最高に好き。
小さいライブハウスで演奏される
スケールが大きいミドルテンポの曲が好きなんやろうなぁ。



今の会社のコーヒーの今後の仕入れを任されました。早く無い?
いやそりゃあ自分の好みを全面に押し出せる訳では無いけど早く無い?
「仕入れ先も別に変えてもいいよー」って言うて下さった。後悔して頂こうと考えてます。

もっともっと面白い事したいなぁ。
自店舗だけより色んな催事でコーヒー淹れたいなぁ。

冬ってコーヒー美味しくなるから
是非近所にコーヒー飲める場所があったら行ってみてね。油断してる時が1番美味しいからね。

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