【キネマ救急箱#12.5】ホワット・イフ…?第1話〜第3話 〜急げ!5月公開のドクストMoMに繋がるぞ!〜
こんにちは。
ニク・ジャガスです。
先日、遅ればせながらディズニープラスで『ホワット・イフ…?』を見始めました。
というのも、先日UPした記事にも記載したのですが、『ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス』に『ホワット・イフ…?』で誕生したキャラクター“キャプテン・カーター“が登場するのでは?と囁かれているからです。
ポスター右下、ドクストのマントが翻っている辺り。
ガラスの破片にユニオンジャックの盾が映り込んでいます。
見つけたオタさん本当に凄いよ…。言われても見つけるの難しかったよ…。
もったいぶってチマチマ見進めている『ホワット・イフ…?』の感想をUPしていこうと思います。
※以下、『ホワット・イフ…?』のネタバレを含みます。ご注意ください。
『ホワット・イフ…?』とは
『ホワット・イフ…?』とは、マーベルスタジオ製作では初となる、公式アニメシリーズです。
『ワンダ・ビジョン』、『ロキ』などでマルチバースの片鱗が描かれ始め、先日の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で、フェーズ4におけるマルチバースの重要性が明らかになりました。
我々が楽しんできたMCU14年間の作品において、「もし、あの時違う選択をしていたら…?」という仮定を元に、別の時間軸で1話完結型のストーリーが展開される内容になっています。
各話に共通するキャラクターとして、“ウォッチャー“が登場。
彼は本作の案内人であり、それぞれの時間軸を文字通り監視しながら、ストーリーテラーの役割を果たします。
実はあまり期待してなかったのに、見始めたら面白かった!
正直なところ、実はあまり期待していませんでした。
MCUお馴染みのハリウッドスターが出ないし、「アニメか…面白いんけ…?」と思うと食指が伸びてきませんでした。
「ドクストと繋がるなら見とかなきゃか…」と半ば渋々ポチったところ、想像以上の面白さでした!
MCUファンなら思わず「あ〜!」と言いたくなる小ネタは勿論、豪華俳優陣が声優として出演していることにもテンションが爆上がりです。
アニメならではのスピーディーな展開と、本筋のMCUでは描けないようなブッ飛んだストーリーが繰り広げられます。
第一話:もしも…キャプテン・カーターがファースト・アベンジャーだったら?
超人血清を打ったのがスティーブ・ロジャースではなく、ペギー・カーターだったら?という話。
物語の基本軸は『キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー』に沿っており、スティーブとペギーが入れ替わったような内容になっています。
そこに、本作ならではのオリジナル展開が織り交ぜられており、MCUファンの涎は垂れっぱなしです。
「MARVELワン・ショット」シリーズの『エージェント・カーター』に登場したジョン・フリンという男性上司が本作にも登場します。
男尊女卑の考えが染み付いており、ペギーから前線に立つチャンスを奪い続けるフリン。
そんな状況にも負けず、確かな実力で、女性ヒーロー活躍の道を切り開いていくペギーの姿が爽快です。
また、キャップになり損ねたスティーブも手をこまねいているだけではありません。
初代アイアンマンのスーツ“マーク1“を彷彿とさせる、スターク社開発の「ヒドラ・スタンパー」に身を包み、ペギーのサイドキックとして見事な連携を見せます。
そして勿論、後のウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズも登場!
MCUでは雪山から落下し、腕を失うバッキーですが、本作ではスティーブが落下してしまいます。
「腕が取れたかと思った」というバッキーのセリフにMCUファンはニヤリでしょう。
最後はお決まりの、キャップが時空を超えてしまう…という展開でペギーとスティーブは離れ離れになります。
それでもダンスの約束を忘れない二人。
その約束が、どんな時間軸を超えたとしても二人を運命の糸で結びつけるのね…と思うと胸熱です。
第二話:もしも…ティ・チャラがスター・ロードになったら?
もしもヨンドゥが拐ったのがピーター・クイルではなく、幼き日のティ・チャラだったら…?という話。
物語の基本軸となるのは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』と『ブラック・パンサー』です。
これがまた傑作なんですよ。
ティ・チャラが人格者すぎて、ラヴェジャーズがスッキリまとまっているという。
なので、はみ出しものチームは結成されず、ティ・チャラ一人で“銀河の守護者”が成立しています。
えーん、ガモーラにもグルートにも出会わない。
一方その頃…と、地球にいる本来のスター・ロード、ピーターが映りますが、アホ丸出しでマトモに人間してる様子も好きです。笑
そしてなんと言っても、あのチャドウィック・ボーズマン本人が声優を務めているということ。
2020年8月に43歳の若さで亡くなったチャドウィック。
もう今となっては聞くことのできない彼の声に、表現できない感情が込み上げます。
あのニュースは本当に衝撃的でしたよね。
最後まで近親者にしか病状を伝えず、ヒーローとしての仕事を貫き通したチャドウィック。
その凜とした姿、声は、さながらワカンダ国の王子のイメージとピッタリ重なります。
最後までファンを楽しませてくれて、本当に本当にありがとう。
第三話:もしも…世界が最強のヒーローたちを失ったら?
アベンジャーズ結成の前日譚。
思い切った筋書きに、3話の中で一番度肝を抜かれた作品です。
物語の基本軸は『インクレディブル・ハルク』『アイアンマン2』『マイティ・ソー』にまたがっています。
MCU実写版ではあり得ないであろう、アベンジャーズ全滅のストーリーが描かれます。
メインキャラクターにニック・フューリー、エージェント・コールソン。
アベンジャーズ候補殺しが一体誰なのか、捜査網を敷いて犯人を追いかけます。
中でも個人的に好きだったのがソーの登場シーン。
ニックがコールソンに状況確認を行うと「白人男性、20代半ば、髪が豊か」と、ソーの風貌を報告します。
その後も、「嘘だろ…遺体からラベンダーの香りがする…」と絶句する場面も。
実写ではクリス・ヘムズワースという私の大好きなキレイめゴリラ俳優が演じていることを知っているので「いじられてる!笑」と思ってニヤニヤしてしまいました。
そして、アベンジャーズ殺しの黒幕がとっても意外な人物で…。
ここは敢えて伏せておくことにします。
チマチマと見進めている『ホワット・イフ…?』。
5月の『ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス』までには見終える予定です。
正直、ここまでMCUの番外編がディズニープラスで盛り上がるとは思っていませんでした…。
また、Netflixで制作されていた『デアデビル』のマット・マードックやキングピンなどのキャラクターがMCUに登場しつつあり、その世界はさらなる広がりを見せています。
2022年もディズニーのATMになれるよう頑張ります!(?)
今回も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊
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