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なぜ、テーブルde茶道なの?

くも膜下出血から1年。
定期検診の際、主治医から
"経過良好、もう大丈夫!"
の花丸をいただいたときに心に決めました。

これは、そのときに、教室のみなさんへと届けた文章です。

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私が倒れたのは、大きなお茶会でお茶を点てる大役を務めることになっていた朝でした。

ちょうど忙しくしていた時期で、思うように練習できていなかったこともあり、本当はこの日を迎えるのが嫌で、すごく負担に感じていました。
前日の夜は、緊張からか、なかなか寝付けず、浅い眠りのまま朝を迎えました。

午前7時に集合だったので、5時には起きて、準備を始めました。

お化粧をし、髪をセットし、いよいよ着物。
1日動き回るのだから、着崩れないようにきっちりと。
いつもよりも、きつく紐を結んでいたのもよくなかったのかもしれません。
帯を背中にのせようと、少しうつむいて"ヨイショ"と持ち上げたときに、あの出来事が起こりました。

幸い大きな後遺症もなく、順調に回復。
今ではこんなに元気になったのですが、茶道も、着物も大好きだったのに、また再開する気にはなれない私がいました。

そもそも私が茶道をはじめたきっかけは、ウェイクにボランティアティーチャーとしてお迎えしたフィンランド人のカティちゃんが茶道が大好きだと聞いたことです。

フィンランドに唯一のお茶室に通っていたカティちゃん。
茶道をよく知らない私。
日本人として恥ずかしいな、情けないなと感じました。
日本にいる間に、茶道を学べる教室に連れて行ってあげたいと思いました。

カティちゃんは3ヶ月ほどで帰国しましたが、一緒に通いはじめた私もすっかりはまってしまい、ずっと続けることになりました。

茶道をしていると心が穏やかになります。

茶道には、日本文化のよいところがたくさん詰まっていて、歴史やアートにも興味がわき、日本が好きになります。

何より、抹茶も、一緒にいただくお菓子も、とっても美味しいです。

あ、お茶が美容や健康にも良いことは、広く知られていますね。

娘が留学したときも、
卒業生が留学したときも、
抹茶セットを持たせてあげました。

コミニュケーションのきっかけになるし、
日本文化を伝えるのに、すごくいいと思ったからです。

子ども達を引率し、セブ島親子留学に行ったときには、フィリピン人の先生やフィリピンに住む聖子さんのファミリーと一緒に茶道体験会を開き、喜んでもらいました。

(お世話になった語学学校の先生)

(聖子さんファミリー)

日本の伝統文化である茶道って、なかなかやるじゃん。
素晴らしい!
このまま廃れてしまうのは勿体無いし、残念過ぎる。
子ども達にもっと伝えたい。

…でも、
もう一度、はじめたいけど、怖い。
子ども達に伝えたいけど、再開できない。

そんなときに出会ったのが、テーブルスタイルの茶道なのです。

新型コロナウィルスの流行は、病み上がりの私が家で過ごす時間をとても長いものにしました。

退屈だった私は、オンラインで学ぶ楽しさを知りました。

そうだ。
これならできるかもしれない。
「オンライン、茶道」
と入れて検索。

あれ、意外とたくさんあるんだ。
オンラインで茶道って、どんな風にするんだろう?

興味津々。

その中で一番私を惹きつけたのが、テーブルスタイルの茶道だったのです。

表千家でも、
裏千家でも、
武者小路千家でもない、
新しいスタイル。

と言っても、基本は表千家で、
いわゆる略点前(柄杓なし)を畳の上ではなくテーブルの上でするのですが、私がこれまでの茶道で感じていた堅苦しさがない。
もっと気軽に茶道に親しみ、日常生活にも取り入れていきましょうよ。
茶道って、楽しいですよ。 

それが伝わってきました。

これだ!
これなら、また茶道をはじめられる。

思い立ったら、即行動。
お稽古を開始しました。
それから、自主練も。

やっぱり楽しい!
そして、今、講師認定講座を受講しています。

11月の1回目の『テーブルde茶道』までには、講師認定テストを受けられる予定です。
たぶん、合格します!

まだ、合格もしていないのに、合格見込みでの告知となりますが、

わくわく体験教室
『テーブルde茶道』
開催します!


3回シリーズです。

↓↓↓↓↓

1回目の参加費には、お抹茶セットが含まれています。
ただの茶道体験に終わらず、お家に帰ってからも、楽しんで欲しいからです。
お茶についての座学も、少しだけ。

リラックス効果はもちろん、抹茶に多く含まれるタンニンは、抗ウィルス効果があるとも言われています。
伝統文化の伝承と言う側面だくでなく、今こそ、抹茶!ですね。

2回目は、練り切り和菓子作りにチャレンジしてからの茶道となります。
自分で作った和菓子のあとに、自分で点てた抹茶。
美味しいでしょうね。

3回目は、茶道のおもてなしの心の1つ、いけばな。
お花をいけて、テーブルを飾ってからの茶道となります。
お花も花器も、お持ち帰りしていただきますね。


と盛りだくさんの茶道教室です。

子も親も、ご一緒に。

是非ご参加ください‼︎


それから…
もっと本格的に深く茶道を学びたい!と感じた人は、私の表千家の師匠である渡邊先生につなぎます。

私は茶道の入り口で、その楽しさを伝える人になれたらいいなと思っています。


最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。

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この1ヶ月後、
テーブルスタイル茶道の先生にも恵まれ、楽しくレッスンを受けた私は、無事、認定講師になることができました。

そして、それから1週間も経たない日曜日、1回目の『テーブルde茶道』を予定通りに開催することができたのです。

色々な人と色々な場所で共有した茶道の楽しい記憶や、今、私のまわりにいる子ども達の存在が私の背中をポンと押してくれました。

さあ、ぼちぼちと、
でも、止まらずに少しずつ
歩み続けよう。

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